专利摘要:
微粒子を形成するための開示されたプロセスは、低残留溶媒濃度を有する微粒子を提供しながら、低容量の処理水を利用する。このプロセスは、油/水または水/油または水/油/水または油/水/油エマルジョンを用いる連続プロセスおよびバッチプロセスの両方に適応可能である。本開示は、一態様において、そのプロセスが、少なくとも1つの溶媒抽出プロセス工程を含むとき、微粒子を形成するのに必要なより少ない量の抽出相溶液または溶媒を測定する方法に関する。
公开号:JP2011508733A
申请号:JP2010539801
申请日:2008-12-18
公开日:2011-03-17
发明作者:ヘザー ネットルス,;ダニエル ビッグス,
申请人:サーモディクス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド;
IPC主号:A61K9-00
专利说明:

[0001] 関連出願への相互参照
本願は、2007年12月20日に出願された米国仮特許出願第61/015,321号の利益を主張し、この米国仮特許出願の全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。]
[0002] 分野
微粒子を形成するための開示されたプロセスは、低残留溶媒濃度を有する微粒子を提供しながら、低容量の水を利用する。本プロセスは、油/水または水/油または水/油/水または油/水/油エマルジョンを用いる連続プロセスおよびバッチプロセスの両方に適応できる。]
背景技術

[0003] 背景
微粒子については、エクスビボでの使用のためだけではなく、インビボで治療薬またはワクチンを送達するために、有効成分を送達する際の広範囲な使用が見出されている。微粒子のサイズと化学構造に依存しつつ、医薬品は現在、薬物療法またはワクチン療法の効果を増加させるとの方法で、活性成分が吸収されるか、さもなければ体内に取り込まれるように特に標的化され得る。]
[0004] 体内に送達されるすべての合成薬剤の場合と同様に、微粒子自体は、化学的処理または合成を受ける。微粒子調剤者の目的は、活性薬剤の送達のための生分解性、生体適合性のビヒクルを調製することである。したがって、しばしば望まれるのは、微粒子のみが、調剤者が送達しようとするそれらの成分を含むことである。実際、医薬品をカプセル化するための加工条件の使用により現れるあらゆる望ましくない物質を除去するために大きな注意が払われている。]
[0005] 1つの主要な不純物は、微粒子製剤において使われる溶媒である。残留溶媒除去の効率と微粒子を製造するためのコストとの間のバランスは、産業にとって重要である。有機物/水または水/有機物/水のエマルジョンが水シンクに負荷されるとき、一般的に、大量の水が、微粒子形成における抽出工程の過程で必要である。水自体のコストだけでなく、水処理のコストは、生産レベルで微粒子を製造するためのコスト要因となる。]
発明が解決しようとする課題

[0006] プロセス工程を完了するのに必要な水量と、したがって、製造コストとを下げながら、低残留溶媒濃度をもたらす微粒子の調製プロセスに対する必要性がある。]
課題を解決するための手段

[0007] 要旨
本開示は、低減水量を利用する微粒子を形成するためのエマルジョン系(油/水または水/油または水/油/水または油/水/油)プロセスに関するものである。さらに、開示されたプロセスは、低下した残留溶媒濃度を有する微粒子を提供する。]
[0008] 本開示は、一態様において、そのプロセスが、少なくとも1つの溶媒抽出プロセス工程を含むとき、微粒子を形成するのに必要なより少ない量の抽出相溶液または溶媒を測定する方法に関する。本開示の方法は、約3重量%以下の残留溶媒濃度を有する微粒子をもたらす。別の実施形態では、その残留溶媒濃度は、約2重量%以下である。抽出率の使用は、調剤者が、低残留溶媒濃度の微粒子を製造するのに必要な抽出相溶液または溶媒の量を予め定めることを可能とする。]
[0009] 本開示は、分散相で使用されるとき、低残留溶媒濃度の微粒子の調製を可能とするマトリックス形成ポリマーを利用して、微粒子を形成するプロセスにさらに関する。これらのマトリックス形成ポリマーは、以下のものを含む:
a)親水性ブロックと疎水性ブロックとを含むコポリマー;
b)i)親水性ブロックと疎水性ブロックとを含むコポリマー;および
ii)生体適合性および/または生分解性ポリマー;
の混合物;ならびに
c)i)親水性ポリマー;および
ii)生体適合性および/または生分解性ポリマー;
の混合物。]
[0010] 本開示のさらなる利点は、以下の明細書において一部は述べられ、一部は明細書より明らかであり、または本開示を実践することによって学ぶことができる。本開示の利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘する要素および組み合わせによって実現され、そして達成されるであろう。前述の一般的な記載および以下の詳細な記載はともに、請求されているように、例示的および説明的なものにすぎず、本開示を限定するものではないことを理解すべきである。]
図面の簡単な説明

[0011] 添付の図面は、本明細書に組み入れられ、その一部分を構成するものであり、以下に記載するいくつかの態様を説明する。
図1は、表3で提供される結果を表し、そこでは、酢酸エチルが分散相のための溶媒として使用される。
図2は、表3で提供される結果を表し、そこでは、塩化メチレンが分散相のための溶媒として使用される。] 図1 図2
[0012] 詳細な説明
本発明のコポリマー、ポリマー混合物、化合物、組成物、および/または方法が開示され、記述される前に、本明細書で記述される態様は、勿論、変更し得るので、特定の化合物、合成方法、または使用に限定されないことを理解すべきである。また、本明細書で使用される用語は、特定の態様のみを記述するためのものであり、本明細書で特に定義されない限り、制限することを意図するものではないことを理解すべきである。]
[0013] 本明細書および以下の特許請求の範囲では、数々の用語に言及するが、これらは以下の意味を有するものとして定義される。]
[0014] 本明細書全体にわたり、文脈がそうでない場合を要求しない限り、語句「含む(comprise)」または「含む(comprises)」もしくは「含んでいる(comprising)」などの変形は、例えば、述べられた整数もしくは工程、または複数の整数もしくは工程の群を包含することを意味し、どんな他の整数もしくは工程、または複数の整数もしくは工程の群をも排除するものではないことが理解されるであろう。]
[0015] 本明細書および添付の特許請求の範囲において用いられるように、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈が他のものを明らかに指示しなければ、複数の指示物を含むことに留意しなければならない。このように、例えば「1つの医薬担体」と言及すれば、2つまたはそれより多くのそのような担体の混合物などを含む。]
[0016] 「場合による(optional)」、または「場合により(optionally)」は、引き続き記載される事象または状況が起こることがあり、または起こることがないことを意味し、またその記載は、事象または状況が起こる場合および起こらない場合を含む。]
[0017] 範囲は、本明細書において「約」1つの特定の値から、および/または「約」1つの別の特定の値までとして表記することができる。このような範囲を表す場合、別の態様は、1つの特定の値から、および/または他の特定な値までを含む。同様に、先行詞「約」の使用によって値を近似として表す場合は、特定の値が他の態様を形成することが理解されるであろう。範囲の各々のエンドポイントは、他のエンドポイントとの関係および他のエンドポイントとは独立した関係の両方において意味を有することがさらに理解されよう。]
[0018] 成分の重量パーセントは、反対のものを特に記載しなければ、成分が含まれる製剤または組成物の総重量を基準にするものである。]
[0019] 「接触する」とは、少なくとも1つの物質が、他の物質と物理的に接触することを意味する。]
[0020] 「十分な量」および「十分な時間」とは、希望する結果または複数の結果を達成するのに、例えば、ポリマーの一部を溶解するのに必要な量および時間を意味する。]
[0021] 本明細書で使用される「生体適合性の」とは、材料または装置への生物学的応答が、インビボで装置の意図された適用に対して適切であることを意味する。これらの材料のどんな代謝物質もまた、生体適合性でなければならない。]
[0022] 「生分解性」とは、一般に、生体適合性の材料が生理的条件下で、それ自身が、被験者にとって生体適合性であるか、あるいは非毒性であり、被験者により代謝、除去、または排泄される小さな単位または化学種に分解するか浸食する生分解性物質を意味する。]
[0023] 本明細書で使用される「ポリマー賦形剤」とは、ホモポリマーもしくはコポリマーまたはそれらの組み合わせを含み、微粒子壁形成材またはマトリックス材として使用されるホモポリマーもしくはコポリマーまたはブレンドを意味する。この用語は、以下に定義される用語「賦形剤」と区別されなければならない。]
[0024] 本明細書で使用される「ポリマー」とは、例えば、ホモポリマー、コポリマー、ブロックコポリマー、ランダムコポリマーなどを含むポリマーの任意のタイプを意味する。]
[0025] 本明細書で使用される「吸収可能な」とは、インビボでの材料の完全な分解と動物またはヒト被験者からのその代謝物の除去とを意味する。]
[0026] 本明細書で使用される「分子量」とは、他に明示されない限り、バルクポリマーの相対的な平均分子量を一般に意味する。実際には、分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)または毛管粘度測定を含むいろいろな方法で評価または特性化することができる。GPCによる分子量は、重量−平均分子量(Mw)として、または、数−平均分子量(Mn)として報告される。毛管粘度測定は、濃度、温度、および溶媒条件の特定のセットを用いて、希釈ポリマー溶液から測定される固有粘度(IV)としての分子量の推定を提供する。特に明記しない限り、IV測定は、クロロホルム中0.5g/dLのポリマー濃度に調製された溶液で30℃において行われる。]
[0027] 本明細書で使用される「徐放」とは、もう1つの別の物質の放出を制御する材料の使用を意味する。]
[0028] 「生物活性薬剤」は、病気または障害の治療、診断、寛解または予防のための医薬として体内用または体外用としての使用が可能である、治療的または生物学的に活性な化合物などの微粒子中に、または微粒子上に含まれる目的の化合物を含むために本明細書では使用される。例としては、薬物、小分子薬物、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。「生物活性薬剤」は、単一のそのような薬剤を含み、また複数の生物活性薬剤、例えば、2つまたはそれより多くの生物活性薬剤の組み合わせも含むことを意図する。]
[0029] 「賦形剤」は、治療的に、または、生物学的に活性化合物でない微粒子中に、または微粒子上に含まれ得る任意の他の化合物または添加剤を含むために本明細書では使用される。そのように、賦形剤は、医薬的または生物学的に許容されなければならないか、あるいは関連しなければならない(例えば、賦形剤は、被験者にとって通常、無毒でなければならない)。「賦形剤」は、単一のそのような化合物を含み、また複数の賦形剤を含むことを意図する。この用語は、上に定義した用語「ポリマー賦形剤」とは区別されなければならない。]
[0030] 「薬剤」は、微粒子組成物中に、または微粒子組成物上に含まれる化合物を一般に指すために本明細書で使用される。薬剤は、生物活性薬剤または賦形剤を含み得る。「薬剤」は、単一のそのような化合物を含み、また複数のそのような化合物を含むことを意図する。]
[0031] 「微粒子」という用語は、一般に、ナノ粒子、マイクロスフェア、ナノスフェア、マイクロカプセル、ナノカプセル、および粒子を含むために本明細書で使用される。そのように、微粒子という用語は、中でも、多様な内部構造と組織とを有する、微粒子(およびナノ粒子)などの均一なマトリックスまたは異質なコア−シェルマトリックス(例えば、マイクロカプセルおよびナノカプセルなど)を含む粒子、多孔性粒子、多層粒子を意味する。「微粒子」という用語は、約10ナノメートル(nm)〜約2mm(ミリメートル)の範囲のサイズを有する粒子を一般に意味する。]
[0032] それと反対に述べられない限り、楔形または破線ではなく、実線だけで示される化学結合を有する式は、各々の可能な異性体(例えば、各鏡像異性体とジアステレオ異性体)および異性体の混合物(例えば、ラセミ混合物またはスカレミック混合物など)を意図する。]
[0033] 鏡像異性の種は、異なる異性体または鏡像異性体で存在し得る。特に明記しない限り、それらの異性体に言及することなく本明細書で議論される鏡像異性の種は、すべてのいろいろな異性体および異性体のラセミ混合物を含む。例えば、乳酸への言及は、本明細書では、L−乳酸、D−乳酸、ならびに乳酸のL−異性体とD−異性体のラセミ混合物を含む;ラクチドへの言及は、本明細書では、L−ラクチド、D−ラクチド、およびDL−ラクチド(ここで、DL−ラクチドは、ラクチドのL−とD−異性体のラセミ混合物を指す)を含む;同様に、ポリ(ラクチド)への言及は、本明細書では、ポリ(L−ラクチド)、ポリ(D−ラクチド)およびポリ(DL−ラクチド)を含む;同様に、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)への言及は、本明細書では、ポリ(L−ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(D−ラクチド−コ−グリコリド)、およびポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)、その他同種のものを含む。]
[0034] 本開示は、約3重量%以下の残留溶媒濃度を有する微粒子を形成するための低減量を利用するプロセスに関する。開示されたプロセスは、任意のエマルジョン系プロセス、例えば、油/水または水/油または水/油/水または油/水/油プロセスに適合する。開示されたプロセスは、そのプロセス過程で水の低減量を利用しながら、約3重量%以下の残留溶媒濃度を有する微粒子をもたらすホモポリマー、コポリマー、およびポリマー混合物を利用する。]
[0035] エマルジョン系プロセスは、よく知られており、液−液分散についての何らかの手段による調製を含む。これらの分散液は、第1相と第2相を含む。「分散相」(分散相)または「分散相溶液」として知られる第1相は、「連続相」または「連続相溶液」として知られる第2相中で不連続である。一旦形成されると、このエマルジョンは、「抽出相」(EP)または「抽出溶液」として知られるさらなる溶媒または溶液でそれからさらに希釈される。分散相のために使われる溶媒は、抽出相に可溶性であるが、しかし、いくつかの溶媒は、他よりも抽出相または抽出溶液により可溶性である。]
[0036] 開示されたプロセスの分散相は、さらに本明細書に記述されるマトリックス形成ポリマーを含む。マトリックス形成ポリマーは、溶媒に溶解または分散されて分散相または分散溶液を形成する。分散相/連続相エマルジョンが、抽出相と混合されると、分散相から抽出相への溶媒に生じる損失は、分散相の不連続な液滴がポリマーに富んだ微粒子に硬化する原因となる。]
[0037] 当該分野のプロセス技術水準は、溶媒、典型的には有機溶媒を水中油型エマルジョンの分散相から、多くの場合、水である大量の抽出相へと抽出し、それにより微粒子を形成する液滴を形成する。この水「シンク」は、抽出相を分散相からの溶媒で完全に溶解するか、または完全に飽和するのに必要であると、我々がここで知見した量をはるかに上回る容量を含む。この大過剰量の水は、生産の規模がスケールアップされるにつれて難題をもたらす。その理由は、大規模な稼働処理装置を必要とし、大量の処理排水を発生させ、長い処理時間をもたらし、大量の処理原料(例えば、水など)を必要とし、それに対応して、大量の廃水を発生させるからである。したがって、溶媒抽出工程の過程で抽出液の少ない量を利用しながら、生成する微粒子生成物における低残留溶媒濃度を提供する開示されたプロセスは、調剤者にとって有利である。]
[0038] 非水混和性溶媒は、すべてが同程度には水に溶けない。例えば、酢酸エチルは、塩化メチレンより水によく溶ける;したがって、酢酸エチルよりも塩化メチレンの同様の量を抽出するためには、より大量の水が必要である。開示されたプロセスは、どの溶媒が分散相を含むかに関係なく、より少ない水の使用をもたらす。]
[0039] 本開示の目的のために、微粒子形成ポリマーまたは複数の微粒子形成ポリマーを提供するために必要な水(または溶媒/水混合物)の量は、抽出率により各溶媒に対して評価することができる。抽出率(ER)は、本明細書では、分散相を含む溶媒量を完全に溶解(飽和で)するのに必要な抽出相の過剰容量の数として定義される。抽出率ERは、式(1):]
[0040] (式中、WDPsolvent,totalは、本プロセスで使用される溶媒または複数の溶媒の総混合重量である)で表すことができる。さらに開示されるように、この溶媒または複数の溶媒は、分散相を形成する際に単独で使われる溶媒に限定されるものではない。WEP solvent,totalは、一般的には水性系の溶媒の総混合重量であり、それは分散相から溶媒を抽出するために使用され、こうして微粒子を形成する。Sは、抽出相溶媒のグラムにつき分散相溶媒のグラムで表した抽出相溶媒系での分散相溶媒の飽和溶解度である。]
[0041] 上記の明細書で議論したように、典型的なプロセスは、微粒子を調製するために水中油型エマルジョンを形成することを含む。この実施形態では、分散相溶媒は、一般的に有機溶媒(油相)であり、そして、抽出相溶媒は、水または水と完全に混和する溶媒との混合物である。この場合、抽出率は、式(2):]
[0042] (式中、
Worganic solvent,totalは、分散相有機溶媒の総重量であり;
Wwater,totalは、水性抽出相の溶媒抽出系での混合重量であり;および
Sは、水性抽出相溶媒での有機分散相溶媒の飽和溶解度(g/g)である)で表すことができる。]
[0043] 抽出率は、当業者によって、抽出相の容量を測定するのに必要な分散相溶液の過剰量を測定するために利用することができる。ER値は、溶媒の所定量を抽出するために必要な最小の水量を提供する。例えば、20のER値で稼働するプロセスは、その系に存在する特定の分散相溶媒の量を飽和状態で完全に溶解するのに理論的に必要であるより、20倍多くの抽出溶媒を含む。]
[0044] 当該分野のプロセス技術水準は、抽出率が10以上である抽出溶液容量を利用する。こうした状況下で、Wwater,totalは、は以下の通りに表すことができる:]
[0045] 開示されたプロセスは、例えば、約10未満の抽出率で微粒子を形成するための方法を提供する。これは、以下に本明細書でさらに記述されるように、ポリマー賦形剤として以下の系の1つを選択することにより達成される:
a)親水性ブロック(または複数のブロック)と疎水性ブロック(または複数のブロック)とを含むコポリマー;または
b)i)親水性ブロックと疎水性ブロックとを含むコポリマー;および
ii)生体適合性および/または生分解性ポリマー;
を含むポリマー賦形剤;ならびに
c)i)親水性ポリマー;および
ii)生体適合性および/または生分解性ポリマー;
を含むポリマー賦形剤。]
[0046] 開示されたプロセスの第1実施形態は、
a)抽出相溶媒として使用するための水の重量Wwater,totalを約10以下の抽出率ERを用いて測定し、ここで、Wwater,totalは、式(4):]
[0047] (式中、Worganic solvent,totalは、分散相を形成するために使用される溶媒または複数の溶媒の総混合重量であり;Sは、微粒子を形成する際に使用されるプロセスの溶媒抽出工程において使用される抽出相溶液中の分散相有機溶媒の溶解度である)で定義されること;および
b)油/水または水/油/水エマルジョン抽出プロセスでの水の重量Wwater,totalを用いて微粒子を形成すること;
を含み、ここで、該微粒子は、約3重量%以下の残留溶媒を有する。本実施形態の一態様では、残留溶媒の濃度は、微粒子の約2重量%以下である。そして、なおさらなる態様では、微粒子の残留溶媒濃度は、約1.5重量%以下である。]
[0048] 開示されたプロセスの別の実施形態は、
(a)本発明のポリマー賦形剤を分散相溶媒の重量WDPsolventで含む分散相を提供すること;
(b)分散相を連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、そこでは、分散相が連続相中の不連続相であること;
(c)(b)で形成したエマルジョンを抽出相溶媒の重量WEP solventと混合し、それにより微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留分散相溶媒の量が、約3重量%以下である。]
[0049] 上記の実施形態において、工程(c)は、溶媒抽出工程として用いられる。溶媒抽出工程の過程でのプロセスに存在する抽出相溶媒の総混合重量は、そのプロセスのすべての工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)において使われる抽出相溶媒の混合総量である。抽出相溶媒の総量は、式:]
[0050] (式中、WDPsolvent,totalは、溶媒抽出工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)の過程で存在する特定の分散相溶媒の混合総量であり、そして、Sは、溶媒抽出工程の過程で使用される抽出相溶液の最終組成物における分散相溶媒の溶解度(g/g)である)により定義されるWEP solvent,totalである。]
[0051] 開示されたプロセスのさらなる実施形態は、
(a)本発明のポリマー賦形剤を分散相溶媒の重量WDPsolventで含む組成物を含む分散相を提供すること;
(b)(a)で形成された分散相を水の重量WCP solventを含む水性連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相とを有すること;
(c)(b)で形成されたエマルジョンを水の重量WEP solventを含む水性抽出相のさらなる重量と混合し、それにより微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含む。]
[0052] 本実施形態の一態様は、
(a)本発明のポリマー賦形剤を有機溶媒の重量WDPorganic solventで含む組成物を含む分散相を提供すること;
(b)(a)で形成された分散相を水の重量WCP solventを含む水性連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相とを有すること;
(c)(b)で形成されたエマルジョンを水の重量WEP solventを含む水性抽出相のさらなる重量と混合し、ここで、分散相が液滴の形態であり、そして液滴を含む溶媒が、水性抽出相に抽出され、それにより微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留有機溶媒の量は、約3重量%以下である。溶媒抽出工程の過程での抽出相における水の総混合重量は、そのプロセスのすべての工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)において使われた抽出相溶媒の混合総量である。抽出相溶媒の総量は、式:]
[0053] (式中、WORG,totalは、溶媒抽出工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)の過程で存在する特定の分散相溶媒の混合総量であり、そして、Sは、溶媒抽出工程の過程で使用される抽出相溶液の最終組成物における分散相溶媒の溶解度(g/g)である)により定義されるWW,totalである。]
[0054] 上記の態様では、工程(c)および(d)は、溶媒抽出工程である。溶媒抽出工程の間のプロセスに存在する抽出相溶媒の総混合重量は、そのプロセスのすべての工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)において使われる抽出相溶媒の混合総量である。]
[0055] 開示されたプロセスの1つのさらなる態様は、1つまたはそれより多くの生物活性薬剤を送達する微粒子に関する。例えば、プロセスは、
(a)本発明のポリマー賦形剤と1つまたはそれより多くの生物活性薬剤とを、分散相溶液を形成するために有機溶媒の重量WDPorganic solventで含む組成物を提供すること;
(b)(a)で形成された分散相溶液を、水の重量WCP solventを含む連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相を有すること;
(c)(b)で形成されたエマルジョンを、水の重量WEP solventを含む抽出相溶液と混合して微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留有機溶媒の量は、約3重量%以下である。溶媒抽出工程の過程での抽出相における水の混合総量は、そのプロセスのすべての工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)において使われる抽出相溶媒の総混合重量である。抽出相溶媒の総量は、式:]
[0056] (式中、WORG,totalは、溶媒抽出工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)の過程で存在する特定の分散相溶媒の混合総量であり、そして、Sは、溶媒抽出工程の過程で使用される抽出相溶液の最終組成物における分散相溶媒の溶解度(g/g)である)により定義されるWW,totalである。上記態様の工程(b)では、有機分散相溶液は、エマルジョンの不連続相であり、連続処理溶液は、エマルジョンの連続相である。]
[0057] 別のさらなる態様は、
(a)本発明のポリマー賦形剤と1つまたはそれより多くの生物活性薬剤とを有機溶媒の重量WDPorganic solventで含む組成物を提供して分散相溶液を形成すること;
(b)(a)で形成された分散相を水の重量WCP solventを含む連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相を有すること;
(c)(b)で形成されたエマルジョンを水の重量WEP solventを含む水性抽出相のさらなる重量と混合し、ここで、分散相が液滴の形態であり、そして液滴を含む溶媒が、水性抽出相に抽出され、それにより微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含むプロセスに関し、ここで、単離された微粒子中に存在する残留有機溶媒の量は、約3重量%以下である。溶媒抽出工程の過程での抽出相における水の総混合重量は、そのプロセスのすべての工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)において使われる抽出相溶媒の混合総量である。抽出相溶媒の総量は、式:]
[0058] (式中、WORG,totalは、溶媒抽出工程、例えば、工程(a)、(b)、および(c)の過程で存在する特定の分散相溶媒の混合総量であり、そして、Sは、溶媒抽出工程の過程で使用される抽出相溶液の最終組成物における分散相溶媒の溶解度(g/g)である)により定義されるWW,totalである。]
[0059] 以下は、本開示によるプロセスの別の実施形態であり、ここに、1つまたはそれより多くの活性成分が微粒子に配合され、そのプロセスは、
(a)本発明のポリマー賦形剤と、生物活性薬剤、医薬、賦形剤、添加剤、または送達薬剤から選択される成分とを含む組成物を、有機溶媒の重量WDPorganic solventで提供して分散相を形成すること;
(b)(a)で形成された分散相を水の重量WCP waterを含む連続相処理媒体と混合し、ここに、水は工程(a)での分散相を調製するために使用される有機溶媒の重量WCP organic solventで飽和されており、場合により連続相溶液はさらに1つまたはそれより多くの処理助剤、添加剤、または薬剤を含んでエマルジョンを形成し、このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相を有すること;
(c)(b)で形成されたエマルジョンを水の重量WEP solventを含む抽出相溶液と混合して微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留有機溶媒の量は、約3重量%以下である。]
[0060] さらなる態様は、
(a)本発明のポリマー賦形剤と、生物活性薬剤、医薬、賦形剤、添加剤、または送達薬剤から選択される成分とを含む組成物を、有機溶媒の重量WDPorganic solventで提供して分散相を形成すること;
(b)(a)で形成された分散相を水の重量WCP solventを含む連続相処理媒体と混合し、ここに、水は工程(a)での分散相を形成するために使用される有機溶媒の重量WCP organic solventで飽和されており、場合により連続相溶液はさらに1つまたはそれより多くの処理助剤、添加剤、または薬剤を含んでエマルジョン形成し、このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相を有すること;
(c)(b)で形成されたエマルジョンを水の重量WEP solventを含む水性抽出相のさらなる重量と混合し、ここで、分散相が液滴の形態であり、そして液滴を含む溶媒が、水性抽出相に抽出され、それにより微粒子を形成すること;および
(d)前記微粒子を単離すること;
を含むプロセスに関し、ここで、単離された微粒子中に存在する残留有機溶媒の量は、約3重量%以下である。上記態様では、連続相への添加剤は、乳化剤または乳化形成剤である。]
[0061] 水/油/水(ダブルエマルジョン)プロセスに関する開示されたプロセスのさらなる実施形態は、
a)(i)本発明のポリマー賦形剤を有機溶媒の重量WDPorganic solventで含む組成物を提供して有機相を形成すること;
a)(ii)水の重量WDP,waterに溶解または分散された1つまたはそれより多くの活性剤を提供して水相を形成すること;
a)(iii)上記(a)(i)で形成された有機相と、(a)(ii)で形成された水相とを混合して油中水型エマルジョンを形成し、ここで、不連続相が水相であり、連続相が有機相であり、ここで、生成した油中水型エマルジョンが分散相溶液であること;
b)上記(a)(iii)で形成された分散相溶液を、水の重量WCP solventを含む連続相処理媒体と混合し、ここで、水は(a)(i)で形成された有機相を含む有機溶媒の重量WCP organic solventで飽和しており、そして、連続相溶液は、1つまたはそれより多くの処理または乳化助剤をさらに含んでエマルジョンを形成し、それにより工程(a)(iii)からの有機分散相溶液は、連続相溶液中で不連続であること;
c)工程(b)で形成されたエマルジョンを、水の重量WEP solventを含む抽出相溶液と混合して、それにより微粒子を形成すること;および
d)前記微粒子を単離すること;
を含み、ここで、溶媒抽出過程での系に存在する有機溶媒の総量は、工程(a)、(b)および(c)からのプロセスに添加された有機溶媒の混合総量であって、Worg,totalとして示され、そのプロセスで使用される水の総量は、工程(a)、(b)および(c)からのプロセスに添加された混合総量であって、WW,totalとして示され、そして、式:]
[0062] で計算することができる。]
[0063] 分散相の調製で複数の有機溶媒を使うプロセスに関する開示されたプロセスのさらなる実施形態は、それにより、溶媒抽出工程の過程でのプロセスに使用される水の総量が、以下の式:]
[0064] (式中、Worg, totalは、工程(a)、(b)および(c)からのプロセスに添加された1つの個々の有機溶媒の総量であり、次に、WW,totalは、工程(a)、(b)および(c)の過程で導入される溶媒抽出工程の過程でのプロセスに添加された水の混合総重量である)を用いて、そのプロセスで使用されるそれぞれ個々の溶媒に対してなされた計算から測定されたものよりも大きな量である。]
[0065] 本開示は、約3重量%以下の微粒子を得ることの問題点を解決するものであり、そこでは、大容量の水が低残留溶媒容量の微粒子を得るプロセスで使用される。さらなる実施形態では、微粒子は、残留溶媒の約2重量%以下を含む。なおさらなる実施形態では、微粒子は、残留溶媒の約1.5重量%以下を含む。まださらなる実施形態では、微粒子は、残留溶媒の約1重量%以下を含む。]
[0066] 以下のポリマー賦形剤:1つまたはそれより多くの疎水性成分(ブロック)と1つまたはそれより多くの親水性成分(ブロック)とを含む非水溶性コポリマー(ここで、前記コポリマーは非水溶性である);親水性ブロックと疎水性ブロックと生体適合性および/または生分解性ポリマーとを含むコポリマーのポリマー賦形剤;および親水性(水溶性)ポリマーと生体適合性および/または生分解性ポリマーとの混合物を含む本発明を使用するとき、本開示のプロセスは、本明細書に記述された低残留溶媒濃度の微粒子を形成するために使用することができる。]
[0067] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むコポリマーの1実施形態は、以下のポリマー賦形剤:
i)生体適合性ポリマーの1つまたはそれより多くの疎水性成分(ブロック);および
ii)親水性(水溶性)の生体適合性ポリマーの1つまたはそれより多くの親水性成分(ブロック);
を含み、ここで、非水溶性コポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0068] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むコポリマーの1実施形態は、以下のポリマー賦形剤:
i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリジオキサノン、ポリホスホナート、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはそれらの組み合わせを含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む疎水性の成分(ブロック)(前記疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシド、ポリペプチド、ポリサッカライド、ポリビニルピロリドン、タンパク質、改変ポリサッカライド(そして同種のもの)を含む親水性(水溶性)材料を含む親水性成分(ブロック)(前記親水性の成分は、約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する);
を含み、ここで、水不溶性コポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0069] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むポリマー賦形剤の1実施形態は、
i)ラクチド(これは、本明細書では、L−ラクチドまたはD−ラクチドまたはDL−ラクチドを含む)、グリコリド、カプロラクトン、もしくはヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む疎水性成分(ブロック)(前記疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリアルキレングリコールを含む親水性成分(ブロック);
を含み、そこで、水不溶性コポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0070] 開示された方法の工程(a)を含む組成物を含むコポリマーの1実施形態は、
i)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む疎水性成分(ブロック)(前記疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンを含む疎水性成分(ブロック);
を含み、そこで、水不溶性コポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0071] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むコポリマーの1実施形態は、
i)1つまたはそれより多くの疎水性ブロックと1つまたはそれより多くの親水性ブロックとを含む非水溶性コポリマー(これは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)非水溶性の生体適合性または生分解性ポリマー;
を含む。]
[0072] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むポリマー賦形剤の1実施形態は、
i)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性のコポリマーまたはホモポリマー;および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する水溶性のコポリマーまたはホモポリマー;
を含む。]
[0073] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むポリマー賦形剤の別の実施形態は、
i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファジン、ポリホスホエステル、ポリエステルアミド、ポリジオキサノン、ポリカルボナート、ポリアミド、もしくはポリオルトカルボナート(またはそれらの組み合わせ)を含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む非水溶性のコポリマーまたはホモポリマー(疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリアルキレングリコールを含む水溶性のコポリマーまたはホモポリマー;
を含む。]
[0074] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むポリマー賦形剤の別の実施形態は、
i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファジン、ポリホスホエステル、ポリエステルアミド、ポリジオキサノン、ポリカルボナート、ポリアミド、もしくはポリオルトカルボナート(またはそれらの組み合わせ)を含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む非水溶性のコポリマーまたはホモポリマー(疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンを含む水溶性のコポリマーまたはホモポリマー;
を含む。]
[0075] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むポリマー賦形剤の別の実施形態は、
i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファジン、ポリホスホエステル、ポリエステルアミド、ポリジオキサノン、ポリカルボナート、ポリアミド、もしくはポリオルトカルボナート(またはそれらの組み合わせ)を含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む非水溶性のコポリマーまたはホモポリマー(疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリサッカライドまたは改変ポリサッカライドを含む水溶性のコポリマーまたはホモポリマー;
を含む。]
[0076] 開示されたプロセスの工程(a)を含む組成物を含むポリマー賦形剤の別の実施形態は、
i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファジン、ポリホスホエステル、ポリエステルアミド、ポリジオキサノン、ポリカルボナート、ポリアミド、もしくはポリオルトカルボナート(またはそれらの組み合わせ)を含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む非水溶性のコポリマーまたはホモポリマー(疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリエステルとポリアルキレングリコールとのブロックコポリマーを含む水溶性のコポリマーまたはホモポリマー;
を含む。]
[0077] ポリマー賦形剤は、微粒子を形成する際に使用するために、場合により1つもしくはそれより多くの活性薬剤または1つもしくはそれより多くの添加剤もしくは薬剤、またはそれらの組み合わせを含む微粒子を形成するために、またはプラセボ微粒子を形成するために、または1つもしくはそれより多くの活性薬剤の送達又は適合性において助けとなる1つもしくはそれより多くの生物学的に適応性の成分を含む微粒子を形成するために、または、医療目的もしくは臨床目的もしくは診断目的もしくは治療目的のために使用し得る生物活性薬剤および/または他の薬剤もしくは添加剤を含む微粒子を形成するために適している。]
[0078] 開示されたプロセスで形成される微粒子は、約3重量%以下の残留溶媒、好ましくは約2重量%以下の残留溶媒を含み得る。1実施形態では、微粒子は、約2.75重量%以下の残留溶媒を含み得る。1つの実施形態では、微粒子は、約2.50重量%以下の残留溶媒を含み得る。別の実施形態では、微粒子は、約2.25重量%以下の残留溶媒を含み得る。別の実施形態では、微粒子は、約2重量%以下の残留溶媒を含み得る。1つの実施形態では、微粒子は、約1.75重量%以下の残留溶媒を含み得る。別の実施形態では、微粒子は、約1.5重量%以下の残留溶媒を含み得る。さらなる実施形態では、微粒子は、約1.25重量%以下の残留溶媒を含み得る。なおさらなる実施形態では、微粒子は、約1重量%以下の残留溶媒を含み得る。]
[0079] 開示されたプロセスで形成される微粒子は、約2重量%以下の残留水分を含み得る。1つの実施形態では、微粒子は、約1.75重量%以下の残留水分を含み得る。別の実施形態では、微粒子は、約1.5重量%以下の残留水分を含み得る。さらなる実施形態では、微粒子は、約1.25重量%以下の残留水分を含み得る。なおさらなる実施形態では、微粒子は、約1重量%以下の残留水分を含み得る。]
[0080] コポリマー
本開示の微粒子は、1つまたはそれより多くの親水性成分(ブロック)と1つまたはそれより多くの疎水性成分(ブロック)を含む非水溶性コポリマーとから調製することができる。例えば、開示されたプロセスにより調製される微粒子は、少なくとも1つの疎水性成分(ブロック)と少なくとも1つの親水性成分(ブロック)とから形成される基本的に非水溶性であるブロックコポリマーから完全に構成することができる。]
[0081] 低残留溶媒濃度の微粒子の一態様は、親水性ブロックと疎水性ブロックとを含むブロックコポリマーを含む微粒子に関し、例えば、
a)以下の1つまたはそれより多くを含む親水性ブロック:
i)ポリアルキレングリコール、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど);
ii)ポリビニルピロリドンおよびその誘導体;
iii)天然に存在する、合成品の、または改変されたポリサッカライド;
iv)ペプチドおよび/またはタンパク質;および
v)他の親水性ユニット、オリゴマー、ホモポリマー、またはコポリマー;ならびに
b)以下の1つまたはそれより多くを含む疎水性ブロック:
i)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、およびそれらの混合物;
ii)ポリエステル、ポリヒドロキシ酸、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリエーテルエステル、ポリエステルアミド、ポリホスファジン、ポリホスホエステル、ポリホスファート、ポリホスホナート、ポリカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリアミド、またはそれらのコポリマー;
を含む微粒子に関する。]
[0082] 低残留溶媒濃度の微粒子の一態様は、ポリマー賦形剤を含む微粒子に関し、例えば、
a)i)ポリ(ラクチド)−コ−(ポリアルキレンオキシド);
ii)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−(ポリアルキレンオキシド);
iii)ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリアルキレンオキシド);
iv)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリアルキレンオキシド);
v)ポリ(ラクチド)−コ−(ポリビニルピロリドン);
vi)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−(ポリビニルピロリドン);
vii)ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリビニルピロリドン);および
viii)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリビニルピロリドン);
から選択される成分;ならびに
b)i)ポリ(ラクチド);
ii)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド);
iii)ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン);
iv)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン);
v)ポリ(グリコリド−コ−カプロラクトン);および
vi)ポリ(カプロラクトン);
から選択される成分;を含む。]
[0083] 低残留溶媒濃度の微粒子のさらなる態様は、ポリマー賦形剤を含む微粒子に関し、例えば、
a)i)ポリアルキレングリコール;
ii)ポリビニルピロリドン;および
iii)他の親水性ポリマーまたはコポリマー;
から選択される成分;ならびに
b)i)ポリエステル;
ii)ポリヒドロキシ酸;
iii)ポリ酸無水物;
iv)ポリオルトエステル;
v)ポリエーテルエステル;
vi)ポリエステルアミド;
vii)ポリホスファジン;
viii)ポリホスホエステル;
ix)ポリホスファート;
x)ポリホスホナート;
xi)ポリカルボナート;
xii)ポリオルトカルボナート;
xiii)ポリアミド;または
xiv)それらのコポリマー;
から選択される成分;を含む。]
[0084] 本開示のコポリマーの疎水性成分の分子量は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンである。本開示のコポリマーの親水性成分の分子量は、約100ダルトン〜約100,000ダルトンである。]
[0085] 1つの実施形態では、疎水性成分の分子量は、約2,000ダルトン〜約200,000のダルトンであり得る。別の実施形態では、疎水性成分の分子量は、約500ダルトン〜約5,000ダルトンであり得る。本実施形態のさらなる態様は、疎水性成分が、500ダルトン〜約1,500ダルトンの平均分子量を有するコポリマーを含む。なおさらなる実施形態では、疎水性成分の分子量は、約1,000ダルトン〜約200,000ダルトンであり得る。別のさらなる実施形態では、疎水性成分の分子量は、約4,000ダルトン〜約150,000ダルトンであり得る。そして、まださらなる実施形態では、疎水性成分の分子量は、約4,000ダルトン〜約100,000ダルトンであり得る。本開示のコポリマーの親水性成分の分子量は、約100ダルトン〜約100,000ダルトンであり得る。別の実施形態では、親水性成分の分子量は、約100ダルトン〜約40,000ダルトンであり得る。なお別の実施形態では、親水性成分の分子量は、約100ダルトン〜約8,000ダルトンであり得る。さらなる実施形態は、約1,000ダルトン〜約8,000ダルトンの分子量を有する親水性成分を含む。なおさらなる別の実施形態は、約1,000ダルトン〜約6,000ダルトンの分子量を有する親水性成分を含む。なおまた別の実施形態は、約10,000ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する親水性成分を含む。なおまたさらなる実施形態は、約5,000ダルトン〜約50,000ダルトンの分子量を有する親水性成分を含む。別のさらなる実施形態は、約3,000ダルトン〜約12,000ダルトンの分子量を有する親水性成分を含む。なおさらなる実施形態は、約400ダルトン〜約4,000ダルトンの分子量を有する親水性成分を含む。]
[0086] コポリマー平均分子量は、例えば、ACS Division of Polymeric Materials:Science and Engineering(PMSE),81,569(1999)に最初に記載されたように、L.H.Sperling of the Center for Polymer Science and Engineering & Polymer Interfaces Center,Materials Research Center,Department of Chemical Engineering and Materials Science and Engineering Department,Lehigh University,5E.Packer Ave.,Bethlehem,PA 18015−3194により記載されたゲル透過クロマトグラフィー(GPC)により得ることができる。]
[0087] あるいはまた、分子量は、毛管粘度測定法により決定される測定された固有粘度(IV)により記述することができる。本明細書で記述されるポリマーまたはコポリマーの分子量は、約0.05dL/g〜約2.0dL/gであり得、ここに、dLは、デシリットルである。別の実施形態では、固有粘度は、約0.05dL/g〜約1.2dL/gであり得る。さらなる実施形態では、固有粘度は、約0.1dL/g〜約1.0dL/gであり得る。本開示のポリマーおよびコポリマーのなおさらなる実施形態は、約0.1dL/g〜約0.8dL/gの固有粘度を有し得る。そして、本開示のポリマーおよびコポリマーのなお別の実施形態は、約0.05dL/g〜約0.5dL/gの固有粘度を有し得る。あるいはまた、調剤者は、便利であるならば、固有粘度をcm3/gで表すことができる。]
[0088] 本明細書で以下に記述するように、本プロセスが工程(a)でポリマー賦形剤を含み、そして、そこでポリマー賦形剤が1つまたはそれより多くの生分解性ポリマー、特に、ポリエステル、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリラクチド、ポリグリコリド、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシブチラートを含むとき、ポリマーは、約0.05dL/g〜約2.0dL/gの固有粘度を有し得る。1つの実施形態では、固有粘度は、約0.05dL/g〜約1.5dL/gであり得、他方、さらなる実施形態においては、固有粘度が約0.05dL/g〜約1.0dL/gであり得、なおさらなる実施形態においては、固有粘度は 約0.05dL/g〜約0.75dL/gであり得、他方、なおさらなる実施形態においては、固有粘度は約0.05dL/g〜約0.5dL/gであり得る。有用な固有粘度の範囲の非限定的な例は、約0.05dL/g〜約0.25dL/g、および約0.05dL/g〜約0.15dL/gを含む。本明細書で開示された固有粘度の測定値は、0.5g/dL濃度のクロロホルム中、30℃で調べられる。]
[0089] 以下は、開示された方法により、低残留溶媒濃度を有する微粒子を形成するために使用することができる、ホモポリマー、コポリマー、およびそれらの混合物の非限定的な例である。]
[0090] ヒドロキシ酸とポリアルキレングリコールとのコポリマー
開示されたプロセスにより形成された微粒子を含み得るコポリマーの第一態様は、少なくとも1つの疎水性成分(ブロック)と少なくとも1つの親水性成分(ブロック)とを含む水不溶性コポリマーである。疎水性成分は、1つまたはそれより多くのヒドロキシ酸を含み得る。疎水性成分は、2つまたはそれより多くのヒドロキシ酸のブロックコポリマー、または1つのヒドロキシ酸のホモポリマーであり得る。]
[0091] 疎水性成分を形成することができる単位の非限定的な例は、環状エステル由来の単位、例えば、]
[0092] を含み、同様に、ヒドロキシ酸またはそれらの対応ラクトン由来の単位、例えば、]
[0093] を含み得る。]
[0094] 非限定的な例は、バレロラクトン、カプロラクトンなどから由来する単位を含む。この実施形態のコポリマーを含み得る親水性成分は、1つまたはそれより多くのポリアルキレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリサッカライドなどのホモポリマー、コポリマー、またはブロックコポリマーである。]
[0095] ラクチド/グリコリド/ポリアルキレンオキシコポリマー
開示されたプロセスによるコポリマーの第一態様は、1つまたはそれより多くのポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリ(ラクチド)疎水性成分およびポリアルキレンオキシ親水性成分を含むコポリマーに関する。]
[0096] 一態様では、グリコリドに対するラクチドの比は、50:50〜100:0(100:0は、ラクチドのホモポリマー、すなわち、ポリ(ラクチド)だけを含む疎水性成分を表す)である。本実施形態の別の態様では、グリコリドに対するラクチドの比は、55:45であり、さらなる別の態様では、グリコリドに対するラクチドの比は、75:25であり、なおさらなる別の態様では、グリコリドに対するラクチドの比は、80:15である。他の態様は、60:40、65:35、70:30、80:20、90:10;および95:05であるグリコリドに対するラクチドの比を含む。しかし、調剤者は、グリコリドに対するラクチドの任意の比、例えば、62.5:37.5のラクチドとグリコリドの比を含み得る。ポリ−(ラクチド−コ−グリコリド)コポリマーも、簡略表記PLGによって表されるか、あるいは、グリコリドに対するラクチドの比が100:0(疎水性成分が、ポリ(ラクチド)だけを含む)の場合、疎水性成分は、本明細書ではPLとして表記することができる。]
[0097] 本実施形態の疎水性成分として利用されるポリ(ラクチド−コ−グリコリド)は、当業者に周知の技術を用いて、例えば、米国特許第6,747,121B2号(引用により、その全体が本明細書に取り込まれる)に記載された手順により調剤者により調製することができるか、あるいは、調剤者は、1つまたはそれより多くの商業的供給元から疎水性成分を購入することができる。]
[0098] ポリスチレン標準に対してGPCまたはSECで測定されるとき、本開示によるポリ(ラクチド−コ−グリコリド)コポリマー(ポリエチレングリコールとの反応の前)は、疎水性成分について本明細書で上記したような数平均分子量を示す。]
[0099] ラクチドとグリコリドとを含むコポリマーまたはホモポリマーの商業的供給源の非限定的な例は、Brookwood Pharmaceuticals(Birmingham、AL)からのLakeshoreポリマーを含む。Brookwoodから商業的に入手可能な適切な製品は、5050DLGとして知られている50:50ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)である。この製品は、50%ラクチドと50%グリコリドのモルパーセント組成を有する。他の適切な市販の製品は、Lakeshoreポリマー6535DLG、7525DLG、8515DLGである。ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)ポリマーは、また、Boehringer Ingelheim(ドイツ)からもResomerの商品名、例えば、PLGA50:50(RESOMER(商標)RG 502)およびPLGA75:25(RESOMER(商標)RG752)の商品名で市販されている。これらのコポリマーは、広範囲の分子量、およびラクチド:グリコリド比のものが入手可能である。]
[0100] 本実施形態の親水性成分は、1つまたはそれより多くのポリアルキレンオキシまたはポリオキシアルキレン単位を含む。用語「ポリアルキレンオキシ」または「ポリオキシアルキレン」は、本明細書を通して互換的に使用され、ポリアルキレングリコールのブロックポリマーまたはコポリマーを意味し、例えば、エチレンオキシドのブロックポリマーは、本明細書では、ポリエチレンオキシまたはポリオキシエチレンと称する。ポリアルキレンオキシ単位は、約500ダルトン〜約50,000ダルトンの分子量を有し得る。別の態様は、約1000ダルトン〜約10,000ダルトンの分子量を有するポリアルキレンオキシ単位を含む。さらなる態様は、約5000ダルトン〜約20,000ダルトンの分子量を有するポリアルキレンオキシ単位を含む。なおさらなる態様は、約10,000ダルトン〜約20,000ダルトンの分子量を有するポリアルキレンオキシ単位を含む。なおさらなる態様は、約500ダルトン〜約3,000ダルトンの分子量を有するポリアルキレンオキシ単位を含む。ポリアルキレンオキシ単位の具体例は、PEG500、PEG1000、PEG1500、PEG2000、PEG3000、PEG3200、PEG3500、およびPEG5000を含む。]
[0101] ポリアルキレンブロックポリマーの1つの実施形態は、8,000ダルトン(PEG8000)の平均分子量を有するポリエチレンオキシに関する。一般的に、ポリエチレングリコールの分子量は、GPC法によって測定される。この実施形態の1つの態様は、約100ダルトン〜約1,000ダルトンの平均分子量を有し得るポリエチレンオキシ単位を含む。さらに他の実施形態では、ポリエチレンオキシ単位は、約1,000ダルトン〜約10,000ダルトンの平均分子量を有し得る。なおさらなる実施形態では、ポリエチレンオキシ単位は、約1,000ダルトン〜8,000ダルトンの平均分子量を有し得、一方、なおさらなる実施形態においては、ポリエチレンオキシ単位は、約1,000ダルトン〜6,000ダルトンの平均分子量を有し得る。ポリアルキレンオキシ単位の別の実施形態は、ポリプロピレングリコール、例えば、8,000ダルトンの平均分子量を有するポリプロピレングリコール(PPG8000)に関する。]
[0102] 本実施形態の1つの態様は、約100ダルトン〜約1,000ダルトンの平均分子量を有するポリプロピレンオキシ単位を含む。さらに他の実施形態では、ポリプロピレンオキシ単位は、約1,000ダルトン〜約10,000ダルトンの平均分子量を有し得る。なおさらなる実施形態では、ポリプロピレンオキシ単位は、約1,000ダルトン〜8,000ダルトンの平均分子量を有し得、一方、なおさらなる実施形態においては、ポリプロピレンオキシ単位は、約1,000ダルトン〜6,000ダルトンの平均分子量を有し得る。ポリアルキレンオキシ単位の具体例としては、PPG500、PPG1000、PPG1500、PPG2000、PPG3000、PPG3200、PPG3500、およびPPG5000が挙げられる。]
[0103] 適切なポリアルキレングリコール単位のさらなる例は、混合アルキレンオキシコポリマー、例えば、約1,000ダルトン〜約100,000ダルトンの平均分子量を有するポロキサマーを含む。これらの原料は、PLURONICS(商標)の商品名で周知でもある。これらの化合物は、ポロキサマーの語の後に特定のコポリマーを示す数字が続いて通常命名されるが、例えば、ポロキサマー407は、約101単位(n1とn3は、それぞれ101に相当する)の2つのPEGブロックと約56単位のポリプロピレンブロックとを有する。この原料は、LUTROL(商標)F−17の商品名でBASFから入手できる。]
[0104] ラクチド/グリコリド/ポリ(ビニルピロリドン)コポリマー
開示されたプロセスによるコポリマーの別の実施形態は、1つまたはそれより多くのポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリ(ラクチド)疎水性成分とポリビニルピロリドン親水性成分とを含むコポリマーに関する。]
[0105] ABコポリマー
本明細書で開示されたプロセスの1つの実施形態は、2つの単位ABを有するコポリマーを含む微粒子であり、そこで、Aは疎水性単位を表し、Bは親水性単位を表し、そこで、AとBは任意の割合、例えば、60%:40%、または、数比率、例えば、85:15、の調剤者にとって都合のよいどちらかである。]
[0106] 本実施形態は、式:
AB
を有するコポリマーから形成された微粒子を表し、ここで、疎水性成分および親水性成分は、グラフト化されるか、または一緒に反応させて非水溶性である本質的に線形のポリマーを形成する。]
[0107] GPCによる、本実施形態のコポリマーの最終的な分子量は、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンである。]
[0108] 1つの実施形態では、分子量は約2,000ダルトン〜約200,000ダルトンである。さらなる実施形態では、分子量は約4,000ダルトン〜約150,000ダルトンである。別の実施形態では、分子量は約4,000ダルトン〜約100,000ダルトンである。なおさらなる実施形態では、分子量は約10,000ダルトン〜約200,000ダルトンである。]
[0109] 1つの例は、約1000ダルトンの平均分子量と50:50のラクチド:グリコリド比とを有するコポリマーである。親水性成分は、約250ダルトンの平均分子量を有するPEGを含む。さらなる例では、ABコポリマーは、約3400ダルトンの平均分子量と85:15のラクチド:グリコリド比とを有し、そして、親水性成分は、約600ダルトンの平均分子量を有するPEGを含む。なおさらなる例では、ABコポリマーは、約6,550ダルトンの分子量を有し、ラクチドとグリコリドの比が100:0である。]
[0110] ABAコポリマー
本開示によるコポリマーは、また、3つの単位、ABA(ここで、Aは疎水性単位を表し、Bは親水性単位を表す)を含み得、前記ABAは、式:
[A]j’−[B]k−[A]j”
(式中、指数j’j”は、疎水性成分の相対的な量を表し、kは、コポリマーを構成する親水性成分の相対的な量を表す)で表される。指数j’+j”=jである。指数jおよびkは、比率またはパーセンテージ、例えば、60%:40%または数比率、例えば、85:15として、調剤者にとって便利などちらかで表示することができる。]
[0111] ラクチド/グリコリド/ヒドロキシ酸/ポリアルキレンオキシコポリマー
本開示の別の実施形態は、疎水性成分がラクチド;グリコリド;およびラクチドまたはグリコリド以外のヒドロキシ酸を含むコポリマーに関する。これらの疎水性コポリマーの1つの態様は、ω−ヒドロキシ酸、例えば、5−ヒドロキシペンタン酸を含むコポリマーを含む。このタイプのヒドロキシ酸は、対応するラクトン(例えば、カプロラクトンまたはバレロラクトン)の反応によって、コポリマー骨格に好都合に取り込まれる。このタイプのコポリマーは、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン)、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−バレロラクトン)、ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、およびポリ(ラクチド−コ−バレロラクトン)として知られている。]
[0112] 任意の適切なヒドロキシ酸、例えば、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシ−吉草酸、α−ヒドロキシ酢酸、α−ヒドロキシカプロン酸、α−ヒドロキシヘプタン酸、α−ヒドロキシデカン酸、α−ヒドロキシミリスチン酸、α−ヒドロキシオクタン酸、およびα−ヒドロキシステアリン酸を、これらのコポリマーの形成のために使用することができる。]
[0113] 本実施形態の第1態様は、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン)コポリマーに関し、このコポリマーの任意の個々の成分は、約0%から99%まで変動し得る。一態様では、カプロラクトンとラクチド−コ−グリコリドとの比は50:50〜10:90であるが、一方、ラクチドとグリコリドとの比は50:50〜100:0である。一例では、疎水性コポリマーは、50:50のカプロラクトンとラクチド−コ−グリコリドとの比を含み、そこでは、ラクチド−コ−グリコリド部分の比が、85:15のラクチド:グリコリド比を有する。別の例では、疎水性コポリマーは、1:5のカプロラクトンとラクチド−コ−グリコリドとの比を含み、ここで、ラクチド−コ−グリコリド部分は、3:1のラクチド:グリコリド比を有する。さらなる例では、疎水性コポリマーは、1:1のカプロラクトンとラクチド−コ−グリコリドとの比を含み、そして、ラクチド−コ−グリコリド部分は、85:15のラクチド:グリコリド比を有する。]
[0114] 次に、上記の疎水性コポリマーを、親水性部分、例えば、本明細書に記述されるポリアルキレングリコールまたはポリビニルピロリドンと組み合わせることができる。親水性部分に対する疎水性部分の比は、1:99から約99:1であり得る。一態様においては、親水性部分に対する疎水性部分の比は、約90:10から約50:50である。別の態様では、親水性部分に対する疎水性部分の比は、約80:20から約50:50である。さらなる態様では、親水性部分に対する疎水性部分の比は、約70:30から約50:50である。なおさらなる態様では、親水性部分に対する疎水性部分の比は、約70:30から約60:40である。具体例としては、親水性部分に対する疎水性部分の比が、約80:20から約50:50であるコポリマーが挙げられ、そして該コポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000ダルトンの平均分子量を有する。]
[0115] 別の態様は、親水性部分に対する疎水性部分の比は、約99:1から約90:10であるコポリマーに関する。そのように、疎水性部分は、約50:50のラクチド:グリコリド比から約100:0のラクチド:グリコリド比(すなわち、ラクチドポリマー)を含む。一態様では、親水性部分に対する疎水性部分の比は、97:3であり、そこでは、疎水性部分は、約75:25から55:45のためのラクチド−コ−グリコリドを含み得、そして、そこでは、親水性部分は、約1000〜約10,000ダルトンの平均分子量を有するポリアルキレングリコールまたはポリビニルピロリドンであり得る。一例として、親水性部分は、約1500ダルトンの分子量を有するポリアルキレングリコールである。別の例では、疎水性部分は、約2500〜約5000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンであり、一方、さらなる例では、親水性部分は、約800〜約12,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンである。]
[0116] 別の態様では、親水性部分に対する疎水性部分の比は、約94:6であり、ここで、疎水性部分は、約75:25〜約55:45のためのラクチド−コ−グリコリドを含み、そして、親水性部分は、約1000〜約10,000ダルトンの平均分子量を有するポリアルキレングリコールまたはポリビニルピロリドンであり得る。1つの例では、親水性部分は、約1500ダルトンの分子量を有するポリアルキレングリコールである。1つの例では、親水性部分は、約1500ダルトンの分子量を有するポリアルキレングリコールである。別の例では、親水性部分は、約2500〜約5000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンであり、一方、さらなる例では、親水性部分は、約800〜約12,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンである。]
[0117] さらに、開示されたプロセスにより形成される微粒子は、ラクチド、グリコリドおよびω−ヒドロキシ酸のABAコポリマーを含む。]
[0118] 上に開示されたABおよびABA水不溶性コポリマーに加えて、微粒子は、ランダムコポリマー、例えば、式ABBAAABBAなどを有するコポリマーであり得る。さらに、第3成分C(これは、A単位のブロックホモポリマーまたはコポリマーバリエーションであり得る)は、例えば、ABC、ABBC、ABACAB、および同様のコポリマーを形成するために共重合することができる。]
[0119] ポリマー賦形剤
本明細書に開示されたプロセスの別の態様は、ポリマー賦形剤を含む微粒子に関し、ここに、ポリマー賦形剤は、以下の任意のものを含み得る。]
[0120] 工程(a)のポリマー混合物に加えることができる生体適合性および/または生分解性ポリマーは、限定されるものではないが、本明細書で上記したように、ポリ(ラクチド);ポリ(グリコリド);ポリ(ラクチド−コ−グリコリド);ポリ(乳酸);ポリ(グリコール酸);ポリ(乳酸−コ−グリコール酸);ポリ(カプロラクトン);ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)またはポリアルキレングリコールを含む。さらに、ポリ(オルトエステル);ポリ酸無水物;ポリ(ホスファゼン);ポリヒドロキシアルカノアート;ポリ(ヒドロキシブチラート);合成由来のポリ(ヒドロキシブチラート);生物起源のポリ(ヒドロキシブチラート);合成由来のポリエステル;生物起源のポリエステル;ポリカーボナート;チロシンポリカーボナート;ポリアミド(合成および天然のポリアミド、ポリペプチド、ポリ(アミノ酸)などを含む);ポリエステルアミド;ポリエステル;ポリ(ジオキサノン);ポリ(アルキレンアルキラート);ポリビニルピロリドン(PVP);ポリウレタン;ポリエーテルエステル;ポリアセタール;ポリシアノアクリラート;ポリアセタール、ポリケタール;ポリホスファート;(リン含有)ポリマー;ポリホスホエステル;ポリヒドロキシバレラート;ポリアルキレンオキサラート;ポリアルキレンスクシナート;ポリ(マレイン酸);バイオポリマーまたは改変バイオポリマー(他の生体適合性ポリサッカライドの中でも、キチン、キトサン、改変キトサンを含む);または本明細書での生体適合性コポリマー(ブロックコポリマーまたはランダムコポリマーを含む);あるいは本明細書での任意のポリマーの組み合わせまたは混合物または調合物を含む。]
[0121] 本開示プロセスの工程(a)のポリマー賦形剤の別の態様は、本明細書にさらに記述される生体適合性の非生分解性ポリマー、例えば、ポリアクリラート;エチレン−ビニルアセタートのポリマー;アシル置換酢酸セルロース;非分解性ポリウレタン;ポリスチレン;ポリビニルクロリド;ポリビニルフルオライド;ポリ(ビニルイミダゾール);クロロスルホナートポリオレフィン;ポリエチレンオキシド;またはそれらのブレンドまたはコポリマーを含み得る。]
[0122] 開示されたプロセスの一態様では、ポリマー、ホモポリマー、コポリマー、およびそれらの組み合わせは、さらにより多くの種類の低残留溶媒濃度の微粒子を調製するために、様々な他の医学的または薬学的に関連するポリマーと、低水量を用いて調合する(またはブレンドする)ことができ、そして、そこでは、微粒子は、改善された注入特性を示す。これらの他の医学的および薬学的に関連したポリマーは、広範囲にわたる物理化学的特質を有する微粒子組成物の調製に明らかに有用である。]
[0123] 本開示のこの実施形態は、1つまたはそれより多くの親水性成分、例えば、
i)ポリアルキレングリコール;
ii)ポリビニルピロリドン;
iii)ポリ(ラクチド)−コ−(ポリアルキレンオキシド);
iv)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−(ポリアルキレンオキシド);
v)ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリアルキレンオキシド);
vi)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリアルキレンオキシド);
vii)ポリ(ラクチド)−コ−(ポリビニルピロリドン);
viii)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−(ポリビニルピロリドン);
ix)ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリビニルピロリドン);または
x)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン)−b−(ポリビニルピロリドン);
から選択される成分と、1つまたはそれより多くの疎水性成分、例えば、
i)ポリ(ラクチド);
ii)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド);
iii)ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン);
iv)ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−カプロラクトン);
v)ポリ(グリコリド−コ−カプロラクトン);および
vi)ポリ(カプロラクトン);
から選択される成分との混合物を包含する。このポリマー賦形剤は、1つまたはそれより多くの疎水性ポリマーの約99重量%と1つまたはそれより多くの親水性ポリマーの約1重量%とから、1つまたはそれより多くの疎水性ポリマーの約10重量%と1つまたはそれより多くの親水性ポリマーの約90重量%とまでを含む。好ましくは、このポリマー賦形剤は、1つまたはそれより多くの疎水性ポリマーの約99重量%と1つまたはそれより多くの親水性ポリマーの約1重量%とから1つまたはそれより多くの疎水性ポリマーの約25重量%と1つまたはそれより多くの親水性ポリマーの約75重量%とまでを含む。]
[0124] 従って、開示されたプロセスの微粒子は、
a)i)1つまたはそれより多くの疎水性ポリマーの約10重量%〜約99重量%;および
ii)1つまたはそれより多くの親水性ポリマーの約1重量%〜約90重量%;
のポリマー賦形剤を1つまたはそれより多くの有機溶媒中で提供して有機相を形成する工程(a)によって形成される。]
[0125] 従って、開示されたプロセスの微粒子は、
a)i)1つまたはそれより多くの疎水性ポリマーの約25重量%〜約99重量%;および
ii)1つまたはそれより多くの親水性ポリマーの約1重量%〜約75重量%;
のポリマー賦形剤を1つまたはそれより多くの有機溶媒中で提供して有機相を形成する工程(a)によって形成される。]
[0126] プロセス
本開示のプロセスは、以下の非限定的な工程およびその態様を含む。]
[0127] 工程(a)
本明細書に開示されたプロセスの工程(a)は、
(a)ポリマー賦形剤を有機溶媒の重量WDPsolventで含む組成物を提供して分散相を形成すること、
を含む。]
[0128] 本明細書で記述されるように、開示されたプロセスの工程(a)の組成物を含むポリマー賦形剤は、ABブロックコポリマー、ABAブロックコポリマー、BABブロックコポリマーであってもよく、そこでは、Aブロックは、組成物の親水性成分(ブロック)を表し、Bブロックは、組成物の疎水性成分(ブロック)を表す。]
[0129] また、開示されたプロセスの工程(a)の組成物を含む非水溶性ブロックコポリマー賦形剤は、2つまたはそれより多くのAブロックと2つまたはそれより多くのBブロックの規則的配置またはランダム配置であってもよく、そこでは、Aブロックは、組成物の親水性成分(ブロック)を表し、Bブロックは、組成物の疎水性成分(ブロック)を表す。]
[0130] 本明細書における上記のポリマー賦形剤のいずれもが、低残留溶媒濃度の微粒子を形成するために本開示のプロセスにおいて使用することができる。以下の実施形態は、本プロセスでの使用に適したコポリマーについて説明するものであり、範囲を限定することを意図するものではない。]
[0131] 本実施形態の第1の態様では、微粒子製剤を調合するのに用いられる非水溶性マトリックス形成ポリマーは、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)(PLG)の疎水性ブロックと本明細書に記載されたポリエチレングリコール(PEG)などのポリアルキレングリコールの親水性ブロックとを含むAB−ブロックコポリマーである。別の例では、非水溶性コポリマーは、ポリ(ラクチド)(PL)の疎水性ブロックとPEGの親水性ブロックとを含む。別の例では、コポリマーは、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)の疎水性ブロックとポリビニルピロリドン(PVP)の親水性ブロックとを含む。別の例では、コポリマーは、ポリ(ラクチド)の疎水性ブロックとポリビニルピロリドン(PVP)の親水性ブロックとを含む。この態様のポリマーの非限定的な例は、約100ダルトン〜約1,000ダルトン、または、約1,000ダルトン〜約8,000ダルトン、または、約5,000ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリエチレングリコールまたはポリビニルピロリドンの親水性ブロックを含む;さらに、コポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの全体的な最終分子量を有することができるか、あるいはまた、コポリマーは、約0.05〜約2.0dL/gの全体的な固有粘度を有し得る。]
[0132] 1つの例では、コポリマーは、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリ(ラクチド)の疎水性ブロックと、ポリエチレングリコール(PEG)などのポリアルキレンオキシドの親水性ブロックとを含む。この態様のコポリマーの非限定的な例は、約2,000ダルトン〜約200,000ダルトン、または約4,000ダルトン〜約150,000ダルトン、または約4,000ダルトン〜約100,000ダルトン、または、なおさらに約10,000ダルトン〜約200,000ダルトンの最終分子量を有する非水溶性ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−エチレンオキシを含む。別の例は、ポリ(ラクチド)−コ−ポリエチレンオキシドである。]
[0133] 本実施形態の別の態様では、微粒子形成材は、本明細書に記述されたポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−ポリアルキレンオキシド−コ−ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリ(ラクチド−コ−ポリアルキレンオキシド−コ−ポリ(ラクチド)疎水性成分とポリアルキレンオキシド親水性成分とを含むABAコポリマーである。一例として、コポリマーは、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−アルキレンオキシ−コ−ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリ(ラクチド−コ−アルキレンオキシ−コ−ポリ(ラクチド)とを含む。本態様によるコポリマーの非限定的な例は、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)−コ−エチレンオキシ−コ−ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)である。これらの非水溶性コポリマーの分子量範囲は、本明細書に記載されたものと同じである。]
[0134] 本実施形態のさらなる態様では、微粒子形成材は、本明細書に記述されたポリアルキレンオキシ親水性成分とランダム共重合したポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリ(乳酸)疎水性成分を含むランダムコポリマーである。]
[0135] 微粒子形成材の別の実施形態は、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−ω−ヒドロキシカルボキシラート)を含むコポリマーを形成するラクチド、グリコリドおよびラクトンまたはヒドロキシ酸の反応生成物である疎水性成分を含むABコポリマーである。このコポリマーは、ポリアルキレングリコールとさらに反応してポリ(ラクチド−コ−グリコリド−コ−ω−ヒドロキシカルボキシラート)−コ−ポリアルキレンオキシを形成する。このコポリマーの非限定的な例は、ABコポリマーであり、そこでは、疎水性成分が、(D,L)−3,6−ジメチル−1,4−ジオキサン−2,5−ジオン、1,4−ジオキサン−2,5−ジオン、およびカプロラクトンの反応により形成されてポリ(D,L−ラクチド−コ−グリコリド−コ−ω−ヘキサノアート)を形成する。本実施形態の別の例は、ラクチドとω−ヒドロキシカルボン酸の原料とから作られる疎水性成分を含む。この実施形態の疎水性のコポリマー成分は、1つまたはそれより多くのポリアルキレングリコールと反応させて最終的な非水溶性コポリマーを形成することができる。]
[0136] 開示されたプロセスで有用な溶媒は、「ハロゲン化溶媒」と「非ハロゲン化溶媒」とを含む。非ハロゲン化溶媒の非限定的な例は、以下のものを含む:ジメチルスルホキシド(DMSO)、トリアセチン、N−メチルピロリドン(NMP)、2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド(DMF)、ミグリオール、イソプロピルミリスチン酸、クエン酸トリエチル、プロピレングリコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、氷酢酸、ポリエチレングリコール(200)、ポリエチレングリコール(400)、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール、グリセロール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グライム、ジグライム、n−ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン(すべての異性体)など。ハロゲン化溶媒の非限定的な例としては、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、クロロエタン、1,1−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、および1,2‐ジクロロエタンが挙げられる。]
[0137] 以下の明細書に詳述されるように、塩化メチレンと酢酸エチルの両方は、開示されたプロセスで使用するのに便利な溶媒である。]
[0138] いくつかの例では、1つまたはそれより多くのイオン性塩、金属ハロゲン化物塩(金属ハロゲン化物)、アルカリ金属とハロゲンとの塩、またはアルカリ土類金属とハロゲンとの塩といった塩は、溶媒に加えることができる。ハロゲンは、F、Cl、BrまたはIである。特定の例では、塩は塩化ナトリウムまたは塩化カリウムである。塩は連続プロセス媒体では、0.1〜20重量%、2〜20重量%、または2〜15重量%で存在することができる。別の態様では、塩は塩化ナトリウムであり、そして、0.6〜20重量%または0.1モル(M)〜3.4Mの量である。これは、必要な有機溶媒の量を減らす助けとなり得、最終製品の特性を改善することができる。そのように、プロセスは、特定の例では、薬剤、ポリマー、および、ポリマーのための第1溶媒、を連続プロセス媒体に含む分散相を含むエマルジョンまたは2重エマルジョンを形成することを含み、そこでは、連続プロセス媒体は、少なくとも1つの塩と少なくとも1つの第2溶媒とを含み、そこでは、第2溶媒は、連続プロセス媒体中の第1溶媒の溶解度を低下させ、分散相から第1溶媒を抽出して微粒子を形成する。]
[0139] 本プロセスのために使われる溶媒または複数の溶媒は、主要溶媒、共溶媒、または処理助剤としてのいずれかで存在することができる。ジクロロメタンや酢酸エチルなどの溶媒は、主要溶媒としてコポリマーおよび薬剤をその中に溶解または分散させることができるという広い有用性を有する。しかし、本プロセスの1つの実施形態においては、水は1つまたはそれより多くの活性薬剤を溶かすのに必要である。]
[0140] 必要な水量を計算するために本開示プロセスで使われる溶媒の量は、使われる溶媒の重さ、一般的にグラムである。本開示プロセスの工程(a)で使われる溶媒の質量は、WDPsolventである;しかし、そのプロセスにおける他のいかなる工程も有機溶媒を含まないならば、そのときにはWDP solventは、有機溶媒の総質量Worganic solvent,totalと同じになるであろう。]
[0141] 工程(a)の別の実施形態は、1つまたはそれより多くの活性薬剤を含む微粒子を調製するためのプロセスに関する。この実施形態において、工程(a)は、
a)ポリマー賦形剤と1つまたはそれより多くの生物活性薬剤とを有機溶媒の重量WDPsolventで含む組成物を提供して分散相を形成すること、を含む。]
[0142] エマルジョンベースの技術またはスプレーベースの技術などにより微粒子を調製するための開示されたプロセスの特定の態様では、ポリマー溶液は、第2の液相(連続相)に液滴(一般的に水性分散相)として分散することができる。このような場合には、液−液分散またはエマルジョンが形成される場合、連続相は単独溶媒、または2つまたはそれより多くの溶媒(溶媒系)の混合物から構成され得る。あるいはまた、連続相溶媒系の組成は、初期分散液またはエマルジョンの形成後および微粒子自身の形成後、単一操作または経時的な複数の連続的添加操作のいずれかによる添加によって、1つまたはそれより多くの溶媒の添加により経時的に変更することができる。]
[0143] 工程(a)のさらなる実施形態は、微粒子の調製方法に関し、そこでは、活性薬剤とポリマー賦形剤とが別々に溶解または分散される。]
[0144] 開示されたプロセスのさらなる実施形態では、活性薬剤は、ポリマーと混合する前に水中に溶解され得るか、そうでなければ可溶化され得、例えば、そのプロセスは、
(a)(i)ポリマー賦形剤を有機溶媒の重量WDPsolventで含む組成物を提供して有機相ポリマー溶液を形成すること;
(a)(ii)水の重量WW(DP)に溶解または分散された1つまたはそれより多くの活性剤を提供して水相を形成すること;
(a)(iii)上記(a)(i)で形成された有機相と(a)(ii)で形成された水相とを合わせて油中水型エマルジョンを形成すること(ここで、不連続相は、水相であり、連続相は、有機相であり、そこで、得られた油中水型エマルジョンは、分散相である);
を含む。]
[0145] この種のプロセスは、微粒子を形成するための水/油/水プロセスまたは2重エマルジョンプロセスとして知られており、そのプロセスに必要な水の総量を計算する際に工程(a)(ii)からの水の重量WW(DP)を含む。]
[0146] 開示されたプロセスは、
i)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンを含む親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;および
ii)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー(前記生体適合性ポリマーは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここで、ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満までを含む。]
[0147] 開示されたプロセスは、
i)生体適合性ポリマーの1つまたはそれより多くの疎水性成分またはブロック;および
ii)親水性(水溶性)の生体適合性ポリマーの1つまたはそれより多くの親水性成分またはブロック;
をを含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここで、非水溶性ブロックコポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0148] 開示されたプロセスは、さらに、
i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリホスホナート、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはそれらの組み合わせを含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む1つまたはそれより多くの疎水性の成分(ブロック)(前記疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000のダルトンの分子量を有する);および
ii)ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシド、ポリペプチド、ポリサッカライド、ポリビニルピロリドン、タンパク質、もしくは改変ポリサッカライド、またはそれらの組み合わせを含む親水性(水溶性)材料を含む1つまたはそれより多くの親水性成分(ブロック)(前記親水性の成分は、約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する);
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み、ここで、該コポリマーは、非水溶性であり、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0149] 開示されたプロセスは、なおさらに、
i)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む疎水性成分(ブロック)(前記疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリエチレングリコールを含む親水性成分(ブロック);
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここで、該コポリマーは、非水溶性であり、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0150] 開示されたプロセスは、なおさらに、
i)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む疎水性成分(ブロック)(前記疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);および
ii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドンを含む親水性成分(ブロック);
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここで、該コポリマーは、非水溶性であり、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する。]
[0151] 開示されたプロセスは、まだなおさらに、
i)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する請求項12の非水溶性ブロックコポリマー;および
ii)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する生体適合性および/または生分解性ポリマー;
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここに、該ポリマー賦形剤は、非水溶性のブロックコポリマーの約10重量%から約100重量%未満までを含む。]
[0152] 開示されたプロセスは、まだなおさらに、
i)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、請求項13の非水溶性ブロックコポリマー;および
ii)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリホスホナート、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはそれらの組み合わせを含む生体適合性または生分解性ポリマー(疎水性成分は、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここに、前記ポリマー賦形剤は、非水溶性のブロックコポリマーの約10重量%から約100重量%未満までを含む。]
[0153] 別の実施形態における開示されたプロセスは、
i)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性ブロックコポリマー;および
ii)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む生体適合性または生分解性ポリマー;
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここに、前記ポリマー賦形剤は、非水溶性のブロックコポリマーの約10重量%から約100重量%未満までを含む。]
[0154] 別のさらなる実施形態における開示されたプロセスは、
i)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;および
ii)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性で生体適合性および/または生分解性ポリマー;
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここに、前記ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満までを含む。]
[0155] なおさらなる実施形態における開示されたプロセスは、
i)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシド、ポリピロリドン、水溶性ペプチド、水溶性ポリペプチド、水溶性ポリサッカライド、水溶性改変ポリサッカライド、水溶性炭水化物、水溶性ポリサッカライド、水溶性タンパク質、またはそれらの組み合わせを含む親水性、水溶性の生体適合性ポリマー;および
ii)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリホスホナート、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはそれらの組み合わせを含む非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー(前記生体適合性ポリマーは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);
を含むポリマー賦形剤を含む工程(a)を含み得、ここに、前記ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満までを含む。]
[0156] 開示されたプロセスにより形成される微粒子は、接着剤、殺虫剤、芳香剤、防汚剤、染料、塩、油、インク、化粧品、触媒、洗剤、硬化剤、風味剤、燃料、除草剤、金属、ペイント、写真用薬品、殺生物剤、顔料、可塑剤、推進剤、安定剤、またはポリマー添加剤の少なくとも1つを含む賦形剤をさらに含み得る。]
[0157] 以下は、本明細書の微粒子系に取り込まれ得る生物活性薬品の非限定的な例であり、限定されるものではないが、ペプチド、タンパク質(例えば、ホルモン、酵素、抗体、モノクローナル抗体、抗体断片、モノクローナル抗体断片など)、核酸類(例えば、アプタマー、siRNA、DNA、RNA、アンチセンス核酸もしくは同種のもの、アンチセンス核酸類似体もしくは同種のもの)、低分子化合物、または高分子化合物が挙げられる。微粒子組成物での使用を意図する生物活性薬剤は、タンパク質同化剤、制酸剤、抗喘息薬、中枢神経興奮薬、抗コレステロール/抗脂質/抗高脂血薬、抗コリン薬、抗凝固剤、抗けいれん薬、抗糖尿薬;止瀉薬、抗浮腫剤;制吐剤、抗寄生虫薬;抗感染症薬(例えば、抗細菌薬および抗微生物薬など)、抗炎症剤、抗躁薬、抗代謝薬、抗片頭痛薬;抗悪心薬、抗悪性腫瘍薬、抗肥満薬、食欲抑制薬;止痒薬;解熱薬と鎮痛薬、抗喫煙(禁煙)薬、および抗アルコール症薬;鎮痙薬、抗血栓薬、抗結核薬;鎮咳薬、抗尿酸血症薬、抗狭心症薬、抗ヒスタミン剤、抗不安薬;食欲抑制剤と食欲抑制薬;注意欠陥障害薬と注意欠陥多動性障害薬;生物製剤、脳血管拡張薬、冠動脈拡張薬、気管支拡張薬、細胞傷害性薬、うっ血除去薬、利尿剤、診断薬、造血薬、去痰剤、胃腸鎮静剤、中枢神経系(「CNS」)薬、CNS興奮剤、抗精神病薬、非定型抗精神病薬、抗高血糖薬、催眠薬、血糖降下剤、免疫調節薬、ドーパミン作動薬、鉄キレート化剤、免疫抑制薬、筋弛緩薬、ニコチン、副交感神経遮断薬;唾液分泌促進薬、イオン交換樹脂、緩下剤、ミネラルサプリメント、粘液溶解薬、神経筋薬、血管拡張薬、末梢血管拡張薬、ベータ作動薬;子宮収縮抑制薬;向精神薬、覚醒剤、鎮静剤、刺激薬、甲状腺用薬および抗甲状腺薬、組織成長薬、子宮弛緩剤、ビタミン、または抗原性物質を含む.
他の生物活性薬剤は、炭酸脱水酵素阻害薬、アドレナリン受容体作動薬、アドレナリン受容体拮抗剤、アンドロゲン阻害薬、ポリサッカライド、成長因子、VEGF、抗VEGF、骨形態形成タンパク質(BMP)、ホルモン、ホルモン溶解物、抗血管新生因子、デキストロメトルファン、臭化水素酸デキストロメトルファン、ノスカピン、クエン酸カルベタペンタン、塩酸クロフェジアノール、マレイン酸クロルフェニラミン、酒石酸フェニンダミン、マレイン酸ピリラミン、コハク酸ドキシルアミン、クエン酸フェニルトロキサミン、塩酸フェニレフリン、塩酸フェニルプロパノールアミン、塩酸プソイドエフェドリン、エフェドリン、リン酸コデイン、硫酸コデインモルヒネ、ミネラルサプリメント、コレスチラミン、N-アセチルプロカインアミド、アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン、塩酸フェニルプロパノールアミン、カフェイン、グアイフェネシン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ペプチド、ポリペプチド、蛋白質、アミノ酸、ホルモン、インターフェロン、サイトカイン、プロテインキナーゼ阻害剤、およびワクチンを含む。]
[0158] 生物活性薬剤の他のクラスは、Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics(McGraw Hill)に引用されたもの、およびThe Merck Index and The Physicians Desk Reference(Thompson Healthcare)に引用されたものを含む。]
[0159] 本開示の微粒子組成物に使用することができる代表的な薬物または生物活性薬剤は、限定されるものではないが、ペプチド薬剤、プロテイン薬剤、脱感作物質、抗原、抗感染症薬(例えば、抗生物質、抗微生物剤、抗ウイルス性物質、抗菌物質、駆虫性物質、抗真菌物質およびそれらの組み合わせなど)、抗アレルギー薬、ステロイド、アンドロゲンステロイド、うっ血除去薬、催眠薬、ステロイド性抗炎症薬、抗コリン薬、交感神経作用薬、鎮静剤、縮瞳薬、精神賦活剤、精神安定剤、ワクチン、エストロゲン、プロゲステロン作用薬、体液性薬、プロスタグランジン、鎮痛剤、鎮痙剤、抗マラリア剤、抗ヒスタミン剤、心臓作用薬、非ステロイド性抗炎症剤、抗パーキンソン病薬、抗アルツハイマー薬、降圧薬、β−アドレナリン遮断薬、α−アドレナリン遮断薬、栄養剤、およびベンゾフェナントリジンアルカロイドを含む。生物活性薬剤は、さらに刺激薬、鎮静剤、催眠剤、鎮痛剤、抗けいれん薬等としての作用物質であり得る。]
[0160] 微粒子組成物は、1つの生物活性薬剤を含み得、あるいは多数の生物活性薬剤を含む2つまたはそれより多くの生物活性薬剤の組み合わせを含み得る。生物活性薬剤は、発酵もしくは細菌源から産生されて天然に存在し得るか、または起源が合成品であるか、あるいはそれはその中の組み合わせから調製することができる。生物活性薬剤としては、他の材料を使って共有結合的に、または、非共有結合的に改変された化合物であり得る。例としては、塩の対イオン、標的薬剤、溶解度調整剤、透過性調整剤、疎水性薬剤、親水性薬剤、疎水性ポリマー、親水性ポリマー、ブロックコポリマーなどが挙げられる。]
[0161] 他の生物活性薬剤は、限定されるものではないが、鎮痛薬(例えば、アセトアミノフェン、アセチルサルチル酸など);麻酔薬(例えば、リドカイン、キシロカインなど);食欲抑制薬(例えば、デキサドリン、酒石酸フェンジメトラミンなど);抗関節炎薬(例えば、メチルプレドニゾロン、イブプロフェンなど);抗喘息薬(例えば、硫酸テルブタリン、テオフィリン、エフェドリンなど);抗生物質(例えば、スルフィソキサゾール、ペニシリンG、アンピシリン、セファロスポリン、アミカシン、ゲンタマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン、クリンダマイシン、イソニアジド、リファンピンなど);抗真菌薬(例えば、アンホテリシンB、ナイスタチン、ケトコナゾールなど);抗ウイルス剤(例えば、アシクロビル、アマンタジンなど);抗癌剤(例えば、シクロホスファミド、メトトレキサート、エトレチナートなど);抗凝固剤(例えば、ヘパリン、ワルファリンなど);抗けいれん薬(例えば、フェニトインナトリウム、ジアゼパムなど);抗うつ薬(例えば、イソカルボキサジド、アモキサピンなど);抗ヒスタミン剤(例えば、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなど);ホルモン類(例えば、インスリン、プロゲスチン、ステロイド、コルチコステロイド、プロスタグランジン、エストロゲン、コルチコイド、グルココルチコイド、アンドロゲンなど);グルカゴン様ペプチド(例えば、グルカゴン、GLP−I、GLP−2、IP−I、IP−2などを含む);精神安定剤(例えば、ソラジン、ジアゼパム、塩酸クロルプロマジン、レセルピン、塩酸クロルジアゼポキシドなど);毒素(例えば、ボツリヌス毒素など);鎮痙薬(例えば、ベラドンナアルカロイド、塩酸ジサイクロミンなど);ビタミンとミネラル(例えば、必須アミノ酸、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛、ビタミンB12など);心血管作用薬(例えば、カルシウムチャネル遮断薬と同様に、塩酸プラゾシン、ニトログリセリン、塩酸プロプラノロール、塩酸ヒドララジン、パンクレリパーゼ、コハク酸デヒドロゲナーゼなど);ペプチドとタンパク質(例えば、LHRH、ソマトスタチン、カルシトニン、成長ホルモン、成長放出因子、アンジオテンシン、FSH、EGF、バソプレシン、ACTH、ヒト血清アルブミン、ガンマグロブリンなど);プロスタグランジン;核酸;炭水化物;脂肪;麻薬(例えば、モルヒネ、コデインなど);麻薬拮抗剤;麻薬性部分的作動薬;精神病治療薬;抗マラリア薬、L−ドーパ、利尿剤(例えば、フロセミド、スピロノラクトンなど);抗潰瘍薬(例えば、塩酸ランチジン、塩酸シメチジンなど)を含む。]
[0162] 本明細書で使用することができる免疫学的薬剤は、サイトカイン、インターロイキン、インターフェロン、コロニー刺激因子、顆粒球コロニー刺激因子、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、腫瘍壊死因子など;アレルゲン(例えば、猫のふけ、シラカンバ花粉、室内塵ダニ、または芝花粉など);Streptococcus pneumoniae、Haemophilus influenzae、Staphylococcus aureus、Streptococcus pyrogenes、Corynebacterium diphteriae、Listeria monocytogenes、Bacillus anthracis、Clostridium tetani、Clostridium botulinum、Clostridium perfringens、Neisseria meningitides、Neisseria gonorrhoeae、Streptococcus mutans、Pseudomonas aeruginosa、Salmonella typhi、Haemophilus parainfluenzae、Bordetella pertussis、Francisella tularensis、Yersinia pestis、Vibrio cholerae、Legionella pneumophila、Mycobacterium tuberculosis、Mycobacterium leprae、Treponema pallidum、Leptspirosis interrogans、Borrelia burgddorferi、Campylobacter jejuniなどのクシュ細菌;天然痘、インフルエンザAおよびB、呼吸器多核体パラインフルエンザ、麻疹、HIV、SARS、水痘帯状疱疹ウイルス、単純疱疹1および2、サイトメガロウイルス、エプスタインバールウイルス、ロタウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス、パピローマウイルス、ポリオウイルス、流行性耳下腺炎、狂犬病、風疹、コクサッキーウイルス、ウマ脳炎、日本脳炎、黄熱病、リフトバレー熱、リンパ球性脈絡髄膜炎、肝炎Bなどのウイルスの抗原;Cryptococcuc neoformans、Histoplasma capsulatum、Candida albicans、Candida tropicalis、Nocardia asteroids、Rickettsia ricketsii、Rickettsia typhi、Mycoplasma pneumoniae、Chlamyda psittaci、Chlamydia trachomatis、Plasmodium falciparum、Trypanasoma brucei、Entamoeba histolytica、Toxoplasma gondii、Trichomonas vaginalis、Schistosoma mansoniなどのそのような菌類、原生動物、および寄生生物の抗原を含む。これらの抗原は、不活化全生物体、ペプチド、タンパク質、グリコプロテイン、炭水化物、またはその組み合わせの形態であることができる。]
[0163] 工程(b)
工程(b)の一実施形態では、分散相がポリマー賦形剤を含み、ポリマー賦形剤は、水の重量WW−1を含む連続相連続処理媒体と混合して、それから、エマルジョンが形成され、そこでは、エマルジョンは、連続相溶液中で不連続である分散相を含む。例えば、この実施形態における工程(b)は、
(a)本発明のポリマー賦形剤を含む組成物を有機溶媒の重量WDPsolventで提供して分散相を形成すること;
(b)工程(a)または(a)(iii)で形成された分散相を水の重量WCP solventを含む水性連続相処理媒体と混合してエマルジョン(このエマルジョンは不連続有機相と連続水相を含む)を形成すること;
を含む。]
[0164] 工程(b)の別の実施形態では、工程(a)からの有機相は、1つまたはそれより多くの活性薬剤を含む。本プロセスの工程(b)は、エマルジョンを形成することを含み、そこでは、不連続相は、有機相であり、連続相は、水相である。]
[0165] 開示されたプロセスの1つの実施形態では、工程(b)の水相は、ポリマー、コポリマー、活性薬剤、および薬剤を溶解または分散するために工程(a)で使用される1つまたはそれより多くの溶媒で飽和される;および/または工程(b)の水相は、1つまたはそれより多くの処理助剤または添加剤または薬剤(例えば、乳化剤または乳化形成剤)を含む。開示されたプロセスは、
(a)ポリマー賦形剤と1つまたはそれより多くの生物活性薬剤または添加剤または薬剤を有機溶媒の重量WDPsolventで含む組成物を提供して分散相を形成すること;
(b)工程(a)で形成された分散相を水の重量WCP solventを含む連続相処理媒体と混合し、そこでは、水が工程(a)で分散相を調製するために使用される有機溶媒の重量WCP organic solventで飽和させられ、および/または、そこでは、連続相は、1つまたはそれより多くの処理助剤または添加剤または薬剤(例えば、乳化剤または乳化形成剤)をさらに含み、エマルジョン(このエマルジョンは、不連続有機相と連続水相を有する)を形成すること;
を含む。]
[0166] しかし、開示されたプロセスの別の実施形態では、全工程(a)で形成された分散相は、また、エマルジョンであり得、例えば、不連続相が水量WDPwaterを有する水相であり、連続相が有機相であるエマルジョンであり得る。この実施形態は、水溶性である活性薬剤を含む微粒子を一般的に提供する。以下は、この水溶性活性薬剤プロセスの一態様を説明し、そこでは、工程(b)の水相が、工程(a)(i)からの溶媒でさらに飽和され、そして、場合により、処理助剤または添加剤または薬剤(例えば、乳化剤または乳化形成剤)を含むことも可能である:
a)(i)ポリマー賦形剤を有機溶媒の重量WDP solventで含む組成物を提供して有機相ポリマー溶液を形成すること;
a)(ii)水の重量WDP waterに溶解または分散された1つまたはそれより多くの活性剤を提供して水相を形成すること;
a)(iii)上記(a)(i)で形成された有機相と、(a)(ii)で形成された水相とを混合して油中水型エマルジョンを形成し、そこでは、不連続相が水相であり、連続相が有機相であり、そこでは、生成した油中水型エマルジョンが分散相であること;
b)上記(a)(iii)で形成された分散相(油中水型エマルジョン)を、水の重量WWを含む連続相処理媒体と混合して、そこでは、水は(a)(i)で形成された有機相ポリマー溶液を含む有機溶媒の重量Worgで飽和しており、そして、そこでは、連続相は、1つまたはそれより多くの処理または乳化助剤をさらに含んでエマルジョンを形成し、それにより工程(a)(iii)からの有機分散相は、有機飽和連続相中で不連続であること。]
[0167] 開示されたプロセスの1つの例は、連続相処理媒体中で不連続である分散相を含む液−液エマルジョンを、任意の種類の適切な方法によって調製することを含む。1つの例は、スタティックミキサー、拡散プレート、スクリーンもしくは膜または拡散器のガスケット、乱流などの静的方法による乳化を含む;もう一つの例は、ホモジナイザー、ミキサー、ブレンダー、攪拌、超音波または超音波エネルギーなどを使う乳化を含む;別の例は、連続相液体内に不連続相を含むエマルジョンを生成するために、単独で、または、他の技術の併用によるノズルまたはジェットの使用を含む;さらなる例は、エマルジョンの調製の過程で、1つまたはそれより多くのそのような工程または方法を使用するプロセスを含んでもよい。]
[0168] 工程(c)
開示されたプロセスの工程(c)は、工程(b)で形成されたエマルジョンを、工程(b)のエマルジョンの不連続相を含む溶媒を抽出するのに使用する抽出相溶液に添加することを含む。この工程では、微粒子または1つまたはそれより多くの活性薬剤を含む微粒子が、最初に形成される。本プロセスは、約3重量%以下の残留溶媒、好ましくは約2重量%以下の残留溶媒を有する微粒子を達成するために少ない水量を利用する。]
[0169] 工程(c)は、
(c)工程(b)で形成されたエマルジョンをさらなる重量WEP solventの抽出相溶媒と混合すること
を一般に含み;そして、工程(c)は、
(c)工程(b)で形成されたエマルジョンを水の重量WW(EP)を含む水性抽出相溶液のさらなる重量と、
より詳しくは水中油型エマルジョンプロセスを用いて微粒子を調製する場合に、混合することを含む。本明細書に開示された様々な実施形態に対しては、異なる抽出相の計算は、プロセスの工程において使われる溶媒(有機溶媒など)や抽出相溶媒の総量を考慮するであろう。例えば、水中油型エマルジョンのプロセスを用いて未負荷の微粒子(活性薬剤を含まない微粒子)が形成される最初の実施形態においては、工程(b)の過程での抽出相の水の総量(WW,total)を計算するために以下の式を使用することができる:]
[0170] (式中、WW,totalは、溶媒抽出の過程でのその系に存在する抽出相溶媒(水)の混合総量であり;そして、式中、Worg,totalは、溶媒抽出の過程で存在する特定の分散相有機溶媒の混合総量であり(例えば、先行するすべての処理工程(a)、(b)、および(c)からの存在する有機溶媒の累積的な重量);そして、Sは、溶媒抽出の過程で使用される水系抽出相溶液の最終組成物における分散相有機溶媒の飽和溶解度(g/g)である)。]
[0171] 工程(c)は、また、溶媒抽出工程を包含することができ、それにより工程(c)の過程での不連続相の液滴から添加されたEP溶液への分散相溶媒の抽出が、そのマトリックス形成ポリマーの沈殿をもたらし、分散相の不連続液滴を引き起こしてポリマーに富んだ微粒子に硬化する。生成したポリマー微粒子が低濃度の残留溶媒を含むように分散相液滴から十分な溶媒を抽出することは、その溶媒抽出工程のための十分なシンクコンディションを生成するために、分散相のかなりの過剰容量をしばしば必要とする。]
[0172] 工程(d)
工程(d)は、形成された微粒子の単離を包含する。そのように、調剤者が、微粒子を単離するために選択することができるどんなプロセスでも、開示されたプロセス内に包含される。制限することなく、調剤者は、微粒子を物理的に濾過することによって微粒子を回収および単離するために選択し得るか、あるいは、微粒子は、例えば、噴霧乾燥、接線流濾過、遠心分離、蒸発、凍結乾燥(freeze drying)、凍結乾燥(lyophilization)を含む他の適切な方法により、または2つまたはそれより多くの適切な方法の組み合わせを用いて単離され得る。]
[0173] さらに、開示されたプロセスは、当業者に知られている任意の標準的または慣習的な手順に適合させることができる。そのように、微粒子組成物は、したがって、通常、微粒子や粒子を調製する分野で実施される任意の様々な方法で調製することができる。開示された方法の一例は、噴霧乾燥により調製された微粒子を含む;別の態様は、流動床技術によって調製された微粒子を含む;別の態様は、微粒子を調製するために、ノズル(またはジェット)を通しての気体または液体への溶液の噴霧を利用する技術を含む。関連する態様では、低温スプレー技術も、含まれるであろう(例えば、引用により本明細書に取り込まれる米国特許第5,989,463号)。本開示の別の態様では、微粒子組成物は、米国特許第6,669,961号(これは、引用により本明細書に取り込まれる)に記載された印加電位の非存在下または存在下でのノズル(またはジェット)を通す超音波噴霧(いわゆる静電噴霧)により調製することができる。本開示の別の態様は、微粒子組成物の調製のための超臨界流体技術を含む。開示された方法の別の態様は、ポリマー沈殿または相分離またはコアセルベーションおよびそれらの任意の組み合わせを含む一般的な技術のいずれかによる微粒子組成物の調製を含む。本開示のさらなる態様は、本明細書で記述された技術の組み合わせにより調製される微粒子を含む。]
[0174] 本開示のプロセスは、本明細書に上記された工程、態様および実施形態に限定されない。例えば、抽出率;]
[0175] (式中、WW,total、Worg,total、およびSは、その抽出率の使用に適合する3重量%以下の残留溶媒容量を有する微粒子を形成する際に必要なより少ない水量を計算するものとして本明細書では定義される)を利用する任意の処理工程が含まれる。]
[0176] 本開示の一態様は、当該分野で実施される任意のエマルジョン系技術による微粒子組成物の調製を含む。例としては、エマルジョン−溶媒抽出法(例えば、米国特許第5,407,609号、同5,650,173号、同6,537,586号、同6,540,393号、および同5,654,008号であり、これらの各々は、引用により本明細書に取り込まれる)、エマルジョン−溶媒蒸発法(例えば、米国特許第4,530,840号であり、これは引用により本明細書に取り込まれる)が、抽出と蒸発技術を組み合わせた方法(例えば、米国特許第6,440,493号であり、これは引用により本明細書に取り込まれる)と共に、挙げられる。本開示のさらなる態様は、バッチ様式、連続様式、またはそれらの組み合わせのいずれかで実施される調製または製造プロセスを含む。]
[0177] 処理助剤、治療薬、生物活性剤、診断薬、および/または予防薬、細胞または全組織を含む、他の補助剤、賦形剤、薬剤または成分を、生成した微粒子に含ませることができるか、あるいは本明細書に記述される開示プロセスの1つまたはそれより多くの工程に添加することができる。これらの補助剤、賦形剤、または成分は、例えば、薬物の制御放出のために、装置の放射線不透過性を付与するために、成長組織を刺激するために、組織再生を促進するために、感染予防のために、または装置の多孔性を改変するために使用することができる。]
[0178] 生物活性薬剤は、微粒子組成物に含まれて、生物活性薬剤の生物学的効果、生物活性、安定性、または放出性を変更するか、または強化する他の賦形剤と複合化またはそうでなければ会合化することができる。一例としては、タンパク質の安定性を改善するために陽イオン(例えば、亜鉛(Zn+2)の2価陽イオン)と複合化されるタンパク質(例えば、ヒト成長ホルモン)を含む。開示されたプロセスの別の態様では、これらの薬剤は、生物活性薬剤と他の薬剤との間で複合体を別に形成することなく、あるいは会合することなく、生物活性薬剤とともに微粒子組成物に単に配合することができる。プロドラッグ(ポリマープロドラッグを含む)の形態の生物活性薬剤は、開示されたプロセスの微粒子組成物に配合することができる。開示されたプロセスのさらなる態様は、さもなければ化学的に改変された(例えば、生物学的ターゲティングを達成する目的のために、または、天然の生物活性薬剤または上記の任意の組み合わせの薬物動態学または生体内分布に影響を及ぼす他の手段のために)生物活性薬剤の配合を含む。]
[0179] 生物活性薬剤に加えて、微粒子は、他の賦形剤(例えば、接着剤、殺虫剤、芳香剤、防汚剤、染料、塩、油、インク、化粧品、触媒、洗剤、硬化剤、風味剤、燃料、除草剤、金属、ペイント、写真用薬品、殺生物剤、顔料、可塑剤、推進剤、安定剤、ポリマー添加剤、それらの任意の組み合わせなど)を含み得る。]
[0180] 開示されたプロセスのさらなる態様は、他の臨床目的、診断目的、外科的目的または医学目的のために有益であり得る他の賦形剤の微粒子への配合を含む。例としては、アジュバント特性、放射線不透化性、放射性核種、造影剤、画像化剤、磁性薬剤などを提供する薬剤が挙げられる。この種の装置が役立つかもしれない適用は、例えば、特に、金属酸化物粒子または酸化鉄粒子(例えば、超常磁性酸化鉄、すなわちSPIO粒子を含む)およびガドリニウム含有薬剤などのMRI系の画像化を含む任意の種類の医学的画像と診断適用とを含む。開示されたプロセスの微粒子組成物は、任意の種類の医療診断および画像技術で使われる様々な他の染料、造影剤、蛍光マーカー、画像化剤、磁性薬剤、および放射線学的薬剤を含んで調製することもできる。]
[0181] 本開示の微粒子は、他の医学的または薬学的に許容される薬剤を含む、任意の数の他の賦形剤または薬剤を含み得、例えば、防腐剤、脂質、脂肪酸、ワックス、界面活性剤、可塑剤、ポロシゲン(造孔剤)、抗酸化剤、増量剤、緩衝剤、キレート化剤、共溶媒、水溶性薬剤、不溶性薬剤、金属陽イオン、陰イオン、塩、浸透圧剤、合成ポリマー、生体ポリマー、親水性ポリマー、多糖類、糖類、疎水性ポリマー、親水性ブロックコポリマー、疎水性ブロックコポリマー、親水性および疎水性のブロックを含むブロックコポリマーなどが挙げられる。微粒子組成物を調製するとき、そのような賦形剤は、単独で、あるいは2つまたはそれより多くの賦形剤と組み合わせて使用してもよい。これらの賦形剤は、他の理由のなかでも、薬物放出、水分取り込み、ポリマー分解、生物活性薬剤の安定性を変えるか、または影響を及ぼすために有用となり得る。開示されたプロセスの特定の態様では、これらの賦形剤は、ポリマー混合物の調製の過程で使うことができる。他の態様では、これらの賦形剤は、ポリマー溶液自体に別々に加えることができる。なおさらなる態様では、これらの賦形剤は、第1溶媒に溶解または分散された生物活性薬剤からなる第1溶液に配合することができる。なおさらなる態様では、賦形剤は、生物活性薬剤がポリマー溶液に添加される前に、添加される過程で、または添加後に加えることができる。1つの態様では、そのような賦形剤は、生物活性薬剤を含まない微粒子組成物の調製で使うことができる。]
[0182] 別の態様では、そのような賦形剤は、ポリマー溶液に直接加えることができるか、あるいはまた、賦形剤は、最初に溶媒に溶解または分散することができ、次いで、それをポリマー溶液に加える。水溶性で親水性の賦形剤の例としては、ポリ(ビニルピロリドン)またはPVPおよび他の生体適合性ポリマー(例えば、ポリ(ラクチド)またはポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリカプロラクトン)のブロックと共に1つまたはそれより多くのPVPのブロックを含むコポリマー;ポリ(エチレングリコール)またはPEGおよびPEGのブロックを他の生体適合性ポリマー(例えば、ポリ(ラクチド)またはポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリカプロラクトン)のブロックと共に含むコポリマー;ポリ(エチレンオキシド)またはPEOおよびPEOの1つまたはそれより多くのブロックを他の生体適合性ポリマー(例えば、ポリ(ラクチド)またはポリ(ラクチド−コ−グリコリド)またはポリカプロラクトン)のブロックと共に含むコポリマー;ならびにPEOとポリ(プロピレンオキシド)またはPPOを含むブロックコポリマー(例えば、PEO−PPO−PEOなどのトリブロックコポリマーなど、例えば、POLOXAMERS(商標)、PLURONICS(商標));およびエチレンジアミンを含むPPOとPEOの改変コポリマー(POLOXAMINES(商標)とTETRONICS(商標))が挙げられる。他の態様では、微粒子組成物は、1つもしくはそれより多くの生物活性薬剤または1つもしくはそれより多くの賦形剤、またはそれらの組み合わせを含んで調製することができる。]
[0183] 調剤者が開示されたプロセスにより微粒子を調製している適用に応じて、微粒子は、生物活性薬剤、もしくは賦形剤、またはそれらの組み合わせを広範囲の濃度レベルで含み得る。また、適用によっては、微粒子は、微粒子の約0.0001〜約99.9重量%(wt%)の濃度で薬剤を含み得る。例えば、開示されたプロセスの1つの態様では、ワクチン抗原の送達を目的とする微粒子は、通常、非常に小量または微量の生物活性薬剤(この場合、ワクチン抗原)を送達することが要求されるのみである。そのような場合の抗原の負荷レベルは、いくつかの場合、最終組成物中、約1重量%よりはるかに少ないか、多くの場合、約0.1重量%より下であるか、そして、いくつかの場合は、約0.01重量%未満であり得る。他の態様では、賦形剤の負荷を大きくすることができる。例えば、開示されたプロセスの一態様では、微粒子への生物活性ペプチドの取り込みを含む。これらの場合、生物活性ペプチドは、約1〜10重量%の濃度で、微粒子組成物中に存在することができる。他の例では、生物活性ペプチドは、その会合する全ての可溶性塩とともに、約40重量%以上の負荷レベルで微粒子組成物中に容易に存在し得る。開示されたプロセスのなおさらなる態様では、賦形剤は、より高い負荷レベルで微粒子組成物に取り込まれ得る;例えば、約50重量%または約60重量%の過剰量で取り込まれ得る。開示されたプロセスのなおさらなる態様では、ごくわずかなポリマーしか含まない微粒子組成物を調製することが可能である。そのような状況の一例は、本明細書に含まれるエマルジョンプロセスまたは噴霧ノズルプロセスを用いる開示されたプロセスのポリマー組成物の小さな層でコーティングされた、またはカプセル化されたSPIO粒子を含み得る。別の例は、開示されたプロセスのポリマー組成物を含むポリマーの層または複数の層で適切なコーティング技術(例えば、エマルジョンプロセスまたは噴霧コーティングまたは流動床を含む)により、単にコーティングされたコア粒子を含むであろう。こうした例では、微粒子組成物は、非常に少ない量のポリマーでカプセル化またはコーティングされたSPIO粒子またはコア粒子のどちらかを主として含み得る。これらの、そして関連した適用では、したがって、微粒子組成物は、賦形剤の約80%または約90%または約99%より多くを含み得、対応して、ポリマー組成物のごくわずかしか含まない可能性がある。]
[0184] したがって、要約すると、開示されたプロセスの様々な態様は、微粒子組成物を含み、それが、約0重量%(例えば、ポリマー混合物だけまたはコポリマーだけが1つまたはそれより多くの有機溶媒に溶解または分散される工程(a)の最初の実施形態)から非常に低い負荷レベル(例えば、約1重量%未満)、中間の負荷レベル(例えば、約1〜10重量%および約1〜50重量%)、非常に高い負荷レベル(例えば、約90重量%より大きいか、約95重量%より大きいか、または約99重量%より大きい)の範囲に、特定の適用、賦形剤自身の選択と特質、および微粒子組成物のサイズと構造を含む多くの要因(これらに限定されるものではない)に依存して、変動し得る組成物濃度での薬剤を含み得る。]
[0185] 以下の実施例が、開示された主題に従う組成物、方法、および結果を説明するために下記に示される。これらの実施例は、本明細書で開示された主題のすべての態様を含むことを意図するものではなく、むしろ代表的な組成物、方法、および結果を例示することを目的とする。これらの実施例は、当業者にとって明らかである本発明の均等物およびバリエーションを除外することを目的とするものではない。]
[0186] 数(例えば、量、温度など)に関して確実に正確にするために努力したが、いくらかの誤差および偏差を考慮に入れなければならない。別段の指摘がなければ、部とは重量部であり、温度とは℃におけるものであり、または周囲温度におけるものであり、圧力は大気圧、または大気圧付近におけるものである。成分濃度、望まれる溶媒、溶媒混合物、温度、混合速度、圧力および他の反応範囲、ならびに所望のプロセスから得られる生成物の純度および収率を最適化するために用いることができる条件などの反応条件について多くの変形および組み合わせが存在する。合理的でルーチン的な実験だけが、このようなプロセス条件を最適化するのに必要とされる。]
[0187] 実施例1
異なる溶媒を用いるエマルジョン系カプセル化プロセス
微粒子製剤は、下記のエマルジョンの溶媒−抽出プロセスを用いて調製された。分散相溶液は、全部で2グラムの生分解性ポリマーを8グラムの有機溶媒(酢酸エチルまたは塩化メチレンのどちらか)中に溶解することにより調製された。生成したポリマー溶液は、20重量%のポリマーを含んでいた。別途に、連続相溶液が、有機溶媒の一定量(11.5グラムの酢酸エチルまたは2.4グラムの塩化メチレンのどちらか)を2%ポリ(ビニルアルコール)(PVA)(Amresco;Solon、OHから入手可能)を含む150グラムの水溶液に加えることによって調製された。]
[0188] それから、SILVERSON(商標)L4R−TAのプローブミキサー(細目スクリーン)を用いて、分散相溶液を連続相溶液中に45秒間、室温で乳化した。この特定の処理工程では、酢酸エチル分散相溶液から調製されたサンプルは、酢酸エチルを含んだ連続相溶液を用いて処理された;同様に、塩化メチレン分散相溶液から調製されたサンプルは、塩化メチレンを含んだ連続相溶液を用いて処理された。この後、得られたエマルジョンは、それから、600rpmの攪拌速度で高架式実験室用ミキサーにより攪拌された抽出相溶液(抽出相)(脱イオン水)の特定量を含むビーカーに直ちに加えられた。]
[0189] 3、8と15の抽出率レベルでの酢酸エチルを用いてサンプルを調製するとき、この工程において使われる抽出相溶液の量は、それぞれ700、2000、3750グラムであった。3、8と15の抽出率レベルでの塩化メチレンを用いてサンプルを調製するとき、この工程において使われる抽出相溶液の量は、それぞれ1750、5000、および9750グラムであった。]
[0190] 約90分の抽出時間後、生成した懸濁液については、2つの8インチ径の試験篩を通過させた。ここに、第1篩は、125ミクロンのメッシュサイズを有し、第2篩は、25ミクロンのメッシュサイズを有した(RETSCH(商標)またはFISHER(商標)試験篩)。125ミクロンの試験篩を通過したが、25ミクロンの試験篩の表面に回収された微粒子生成物は、それから2Lの脱イオン水でリンスされた。次いで、25ミクロンの試験篩からの生成物を約100mLの脱イオン水中に再懸濁し、それからこの懸濁液を凍結し、バルクの水分を除くために48時間、凍結乾燥することによる凍結乾燥によって、この生成物を乾燥した。乾燥後、微粒子生成物を、シンチレーションバイアルに移し、それから確実に密閉し、乾燥下に保存し、さらなる分析まで凍結した。]
[0191] したがって、目標抽出率が3である酢酸エチルを用いて調製されたサンプルは、合計約19.5グラムの酢酸エチル(分散相溶液の製剤からの約8グラムと連続相溶液を調製するのに使用される約11.5グラム)と約847グラムの水(PVA溶液からの約147グラムと抽出相溶液の700グラム)の使用を含むことになるであろう。こうした条件下では、このプロセスに対する抽出率は、約3.2(約0.075g/gの酢酸エチルの水溶解度と推定)である。表1は、いろいろな抽出率の例および酢酸エチルと塩化メチレンとが分散相と連続相溶媒として使われるプロセスで使用される各相の量を提供する。表1の計算は、酢酸エチル(EtOAc)と塩化メチレンとに対するそれぞれの水溶解度0.075g/gと0.015g/gとを用いた。]
[0192] 表1は、実施例1に従って微粒子を形成するために使用された溶媒と水との量を表す。表は、以下に開示される溶媒と水との量を用いて、実施例1の条件下で得られた理論的な抽出率および実際の抽出率を提供する。以下の表とその中に提供された例とにおいて、ポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)ポリマー、例えば、65:35PLGは、対照サンプルとして使われる。]
[0193] 表2は、実施例1で記述される条件を用いる開示されたプロセスに従い、ポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)コポリマーを使用して形成された微粒子とポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)−コ−(PEG)を使用して形成された微粒子とを比較する。表2において、65:35PLGは、65:35ポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)コポリマー(0.44dL/gの報告された固有粘度またはIV)を意味する(Lakeshoreポリマー65:35DL−PLG、4.5Aと65:35PLG−PEG(1500)は、本開示に従う65:35ポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)−コ−(ポリエチレングリコールMW=1500)コポリマーを意味する)。65:35PLG−PEG(1500)ブロックコポリマーの固有粘度は、販売業者(Brookwood Pharmaceuticals;Birmingham、AL)により報告されているように、0.44dL/gである。各々のポリマーの微粒子は、酢酸エチルと塩化メチレンとの両方を使って調製された。]
[0194] 微粒子製剤は、マイクロ・ボリューム・モジュールを備えたCoulterLS−13,320レーザー回折粒径アナライザーを用いて粒径と粒径分布とについて分析された。簡潔に言うと、約100mgの試験サンプルを、試験管に正確に秤量した。それから、0.1重量%のTween−80溶液の4mLの分量を試験管に加え、それから、約15秒間、超音波処理(Cole−Parmer超音波式攪拌機バッチモデル8893)した。超音波処理の後、サンプルはそれから渦流式撹拌器(Vortex Genie;Fisher Scientific)により約15秒間「高速」にセットして混合した。それから、このサンプルの一部を、適切な信号を得るために粒径アナライザーの攪拌されたサンプルセルに加えた。サイズ分析は、Fraunhoferの光学モデルを使って実施され、結果は容量−平均統計を使って計算された。報告された結果は、平均粒径(平均)と粒径分布の第90パーセンタイルでの粒径とを含み、そうでなければD(90)かD90として注釈され、それは、粒径分布の上端のサイズ範囲の指標として用いられる。粒径の結果は、表2に含まれ、サンプルの平均粒径が、約45から85ミクロンの範囲であったことを証明する。]
[0195] 微粒子の分析
実施例2
総揮発性物質法
熱重量分析(TGA)が、微粒子サンプルの総揮発性物質含量を測定するために使用された。TGA試験の結果は、したがって、サンプル中の残留溶媒の量とサンプル中に残留する残留水分の量とを含む。]
[0196] TGA分析は、TA Instruments(Newcastle、DE)からの熱重量分析計モデル2950を使用して行われた。10〜30mgのサンプルの重量の変化は、10℃/分の割合でサンプルを200℃まで加熱しながら、TGA分析計で経時的にモニターされた。それからサンプルを、この温度に10分間維持する。この時の総重量変化が測定されて、それから、観測された総重量変化と原料サンプルの重量とに基づいて総パーセントの揮発性物質に変換される。報告された結果は、重複サンプルの平均である。]
[0197] 水分含量測定法
微粒子サンプルの総残留含水量は、VA−100気化器オーブンを備えたMitsubishiのCA−100滴定器を用いて、Karl−Fisher(KF)の比色滴定法により測定された。商標名Aquamicron CXU(カソード)およびAX(アノード)溶液が、滴定を実施するのに用いられた(Mitsubishi Corp.;東京,日本)。簡潔に述べると、20〜30mgのサンプルをオーブンに加えて配置し、それからそれを150℃に加熱した。そして、約70mL/分での窒素ガス流が、サンプルから放出されたすべての残留水分を定量用滴定セル中に移送するために利用された。滴定は、残留水分の割合が、0.1マイクログラム/秒のカットオフレベルより下に落ちるまで実施される。]
[0198] サンプル中のパーセント残留水分は、サンプル中の水分の質量(滴定で測定される)と分析されたサンプルの全質量とに基づいて計算される。報告された結果は、重複サンプルの平均である。]
[0199] 算出された残留溶媒含量
TGAとKFの結果は、サンプルの残留溶媒を算出するのに用いられた。推定残留溶媒濃度は、サンプル中の全パーセント揮発性物質(TGAによる)とパーセント残留含水量(KFによる)との間の単なる差である。いくつかのケースでは、小さい負の数字がこのアプローチによって得られ、そして、これは通常、サンプルが残留溶媒の比較的に小さい濃度を含む場合を反映している。このように(すなわち、2つの分析法の結果の差によって)残留溶媒量を推定して、負の結果を得ることが可能である。これは、表3の1つの例で観察される。このことは、使用された2つの方法の固有粘度の変動性を表し、これは、通常、比較的に少ない残留溶媒濃度を有するサンプルを取り扱うときに観察される場合がある(サンプル中の総残留水分量と比較して)。これらの例では、推定残留溶媒値は、比較目的のためにゼロに四捨五入される。]
权利要求:

請求項1
低残留溶媒濃度の微粒子を調製するプロセスであって、(a)ポリマー賦形剤を分散相溶媒の重量WDPsolventで含む分散相を提供すること;(b)分散相を連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、ここで、該分散相が該連続相中の不連続相であること;(c)(b)で形成したエマルジョンを重量WEPsolventの抽出相溶媒と混合し、それにより微粒子を形成すること;および(d)該微粒子を単離すること;を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留分散相溶媒の量が、3重量%以下であり;抽出相溶媒の総量が、式:(式中、WDPsolvent,totalは、該プロセスにおいて使用される特定の分散相溶媒の混合総量であり;Sは、水中での分散相溶媒の溶解度であり;およびERは、抽出率であり、ここで、ERは10以下である)により定義されるWEPsolvent,totalであるプロセス。
請求項2
抽出率が、約9以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項3
抽出率が、約8以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項4
抽出率が、約7以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項5
抽出率が、約6以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項6
前記工程(a)の分散相が、a)親水性ブロック(または複数のブロック)と疎水性ブロック(または複数のブロック)とを含む非水溶性ブロックコポリマー;またはb)i)親水性ブロック(または複数のブロック)と疎水性ブロック(または複数のブロック)とを含む非水溶性ブロックコポリマー;ならびにii)生体適合性および/または生分解性ポリマー;の混合物;または、c)i)親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;ならびにii)生体適合性および/または生分解性ポリマー;の混合物のいずれかを含む請求項1に記載のプロセス。
請求項7
前記工程(a)の分散相が、i)生体適合性ポリマーの1つまたはそれより多くの疎水性成分またはブロック;およびii)親水性(水溶性)の生体適合性ポリマーの1つまたはそれより多くの親水性成分またはブロック;を含む非水溶性ブロックコポリマーを含み、ここで、該非水溶性ブロックコポリマーは、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する請求項1に記載のプロセス。
請求項8
前記工程(a)の分散相が、i)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリホスホナート、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはそれらの組み合わせを含む生体適合性および生分解性ポリマー化合物を含む1つまたはそれより多くの疎水性成分(ブロック)であって、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する疎水性成分;ならびにii)ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシド、ポリペプチド、ポリサッカライド、ポリビニルピロリドン、タンパク質、もしくは改変ポリサッカライド、またはそれらの組み合わせを含む親水性(水溶性)物質を含む親水性成分(ブロック)であって、約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する親水性成分;を含むブロックコポリマーを含み、ここで、該コポリマーは、非水溶性であり、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、請求項1に記載のプロセス。
請求項9
前記工程(a)の分散相が、i)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む疎水性成分であって、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する疎水性成分;およびii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリエチレングリコール含む親水性成分;を含むブロックコポリマーを含み、ここで、該コポリマーは、非水溶性であり、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、請求項1に記載のプロセス。
請求項10
前記工程(a)の分散相が、i)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、ヒドロキシバレラート、またはその組み合わせを含む疎水性成分であって、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する疎水性成分;およびii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有するポリビニルピロリドン含む親水性成分;を含むブロックコポリマーを含み、ここで、該コポリマーは、非水溶性であり、約1,000ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、請求項1に記載のプロセス。
請求項11
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、iii)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性ブロックコポリマー;ならびにiv)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する生体適合性および/または生分解性ポリマー;を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、非水溶性ブロックコポリマーの約10重量%から約100重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項12
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、i)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性ブロックコポリマー;およびii)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリホスホナート、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはそれらの組み合わせを含む生体適合性または生分解性ポリマーであって、疎水性成分が、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、ポリマー;を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、非水溶性ブロックコポリマーの約10重量%から約100重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項13
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、i)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性ブロックコポリマー;およびii)約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する、ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、もしくはヒドロキシバレラート(またはその組み合わせ)を含む生体適合性または生分解性ポリマー;を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、非水溶性ブロックコポリマーの約10重量%から約100重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項14
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、iii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;およびiv)約500ダルトン〜2,000,000ダルトンの分子量を有する非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー;を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、該水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項15
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、iii)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシド、ポリピロリドン、水溶性ペプチド、水溶性ポリペプチド、水溶性ポリサッカライド、水溶性改変ポリサッカライド、水溶性炭水化物、水溶性ポリサッカライド、水溶性タンパク質、またはそれらの組み合わせを含む親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;およびiv)ポリエステル、ポリ酸無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスファート、ポリホスホエステル、ポリホスホナート、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリカルボナート、ポリアルキルカルボナート、ポリオルトカルボナート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、またはその組み合わせを含む非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー(該生体適合性ポリマーは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項16
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、i)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、キチン、キトサン、デンプン、セルロース、アミラーゼ、イヌリン、デキストリン、グリコーゲン、マルトデキストリンヘパリン、プロタミン、もしくはヒアルロン酸、またはその組み合わせを含む親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;およびii)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、ヒドロキシバレラート、またはその組み合わせを含む非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー(該生体適合性ポリマーは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);を含み、ここで、ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項17
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、i)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する、ポリエチレングリコールを含む親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;およびii)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、ヒドロキシバレラート、またはその組み合わせを含む非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー(該生体適合性ポリマーは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項18
前記工程(a)のポリマー賦形剤が、i)約100ダルトン〜約100,000ダルトンの分子量を有する、ポリビニルピロリドンを含む親水性で水溶性の生体適合性ポリマー;およびii)ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、ヒドロキシブチラート、ヒドロキシバレラート、またはその組み合わせを含む非水溶性の生体適合性および/または生分解性ポリマー(該生体適合性ポリマーは、約500ダルトン〜約2,000,000ダルトンの分子量を有する);を含み、ここで、該ポリマー賦形剤は、水溶性の生体適合性ポリマーの約1重量%から約20重量%未満を含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項19
前記工程(a)の分散相が、ABブロックコポリマー、ABAブロックコポリマー、またはBABブロックコポリマーである非水溶性ブロックコポリマーを含み、ここで、Aブロックが、組成物の親水性成分を表し、Bブロックが、組成物の疎水性成分を表す請求項1に記載のプロセス。
請求項20
前記工程(a)の分散相が、2つまたはそれより多くのAブロックと2つまたはそれより多くのBブロックとの規則的またはランダム配置である非水溶性ブロックコポリマーを含み、ここで、該Aブロックが組成物の親水性成分を表し、該Bブロックが組成物の疎水性成分を表す請求項1に記載のプロセス。
請求項21
前記工程(a)の分散相溶媒が、非ハロゲン化溶媒である請求項1に記載のプロセス。
請求項22
前記工程(a)の分散相溶媒が、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ベンジルアルコール、グリセロール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グライム、ジグライム、酢酸メチル、酢酸エチル、n−ペンタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、およびキシレンから選択される非ハロゲン化溶媒である請求項1に記載のプロセス。
請求項23
前記工程(a)の分散相溶媒が、酢酸エチルである請求項1に記載のプロセス。
請求項24
前記工程(a)の分散相溶媒が、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、クロロエタン、1,1−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、および1,2−ジクロロエタンから選択されるハロゲン化溶媒である請求項1に記載のプロセス。
請求項25
前記工程(a)の分散相溶媒が、塩化メチレンである請求項1に記載のプロセス。
請求項26
前記微粒子が、約10ナノメートル〜2ミリメートルのサイズを有する、ナノ粒子、マイクロスフェア、ナノスフェア、マイクロカプセル、またはナノカプセルである請求項1に記載のプロセス。
請求項27
残留溶媒濃度が、1.75%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項28
残留溶媒濃度が、1.5%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項29
残留溶媒濃度が、1.25%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項30
残留溶媒濃度が、1%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項31
さらに残留水分濃度が、1.75%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項32
残留水分濃度が、1.5%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項33
残留水分濃度が、1.25%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項34
残留水分濃度が、1%以下である請求項1に記載のプロセス。
請求項35
連続処理媒体が、1つまたはそれより多くの処理助剤を含む請求項1に記載のプロセス。
請求項36
前記処理助剤が、ポリ(ビニルアルコール)を含む請求項35に記載のプロセス。
請求項37
前記工程(a)の分散相が、さらに1つまたはそれより多くの薬剤を含む請求項1に記載のプロセス。
請求項38
前記工程(a)の分散相が、生物学的活性薬剤をさらに含み、該生物学的活性薬剤が、ペプチド、タンパク質、抗体、抗体断片、モノクローナル抗体、モノクローナル抗体断片、核酸、アンチセンス核酸、タンパク質同化剤、制酸剤、抗喘息薬、中枢神経興奮薬、抗コレステロール薬、抗脂質および抗高脂血症薬、抗コリン薬、抗凝固剤、抗けいれん薬、抗糖尿薬;止瀉薬、抗浮腫剤;制吐剤、抗寄生虫薬;抗感染症薬、抗細菌薬、抗微生物薬、抗炎症剤、抗躁薬、抗代謝薬、抗片頭痛薬;抗悪心薬、抗悪性腫瘍薬、抗肥満薬、食欲抑制剤;止痒薬;解熱薬、鎮痛薬、抗喫煙薬、抗アルコール症薬;鎮痙薬、抗血栓薬、抗結核薬;鎮咳薬、抗尿酸血症薬、抗狭心症薬、抗ヒスタミン剤、抗不安薬;食欲抑制剤、注意欠陥障害薬、注意欠陥多動性障害薬、生物学的製剤、脳血管拡張薬、冠動脈拡張薬、気管支拡張薬、細胞傷害性薬、うっ血除去薬、利尿剤、診断薬、造血薬、去痰剤、胃腸鎮静剤、中枢神経系薬、中枢神経系興奮剤、抗精神病薬、非定型抗精神病薬、ドーパミン作動薬、鉄キレート化剤、抗高血糖薬、催眠薬、血糖降下剤、免疫調節薬、免疫抑制薬、筋弛緩薬、ニコチン、副交感神経遮断薬、唾液分泌促進薬、イオン交換樹脂、緩下剤、ミネラルサプリメント、粘液溶解薬、神経筋薬、血管拡張薬、末梢血管拡張薬、ベータ作動薬;子宮収縮抑制薬;向精神薬、覚醒剤、鎮静剤、刺激薬、甲状腺用薬および抗甲状腺薬、組織成長薬、子宮弛緩剤、ビタミン、または抗原性薬の少なくとも1つのメンバーを含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項39
前記工程(a)の分散相が、生物学的活性薬剤をさらに含み、該生物学的活性薬剤が、ホルモン、酵素、抗体、アプタマー、siRNA、DNA、RNA、またはアンチセンス核酸の少なくとも1つのメンバーを含む請求項1に記載のプロセス。
請求項40
前記工程(a)の分散相が、阻害剤をさらに含み、該阻害剤が、ポリサッカライド、成長因子、VEGF、抗−VEGF、骨形態形成タンパク質(BMP)、ホルモン、ホルモン溶解物、抗血管新生因子、デキストロメトルファン、臭化水素酸デキストロメトルファン、ノスカピン、クエン酸カルベタペンタン、塩酸クロフェジアノール、マレイン酸クロルフェニラミン、酒石酸フェニンダミン、マレイン酸ピリラミン、コハク酸ドキシルアミン、クエン酸フェニルトロキサミン、塩酸フェニレフリン、塩酸フェニルプロパノールアミン、塩酸プソイドエフェドリン、エフェドリン、リン酸コデイン、硫酸コデインモルヒネ、ミネラルサプリメント、コレスチラミン、N−アセチルプロカインアミド、アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン、塩酸フェニルプロパノールアミン、カフェイン、グアイフェネシン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ペプチド、ポリペプチド、蛋白質、アミノ酸、ホルモン、インターフェロン、サイトカイン、炭酸脱水酵素阻害薬、アドレナリン受容体作動薬、アドレナリン受容体拮抗剤、プロテインキナーゼ阻害薬、またはワクチンの少なくとも1つのメンバーを含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項41
前記工程(a)の分散相が、抗生物質を含み、該抗生物質が、抗微生物薬、抗ウイルス性、抗細菌性、駆虫性、抗真菌性の物質およびそれらの組み合わせの少なくとも1つのメンバー、抗アレルギー薬、ステロイド、アンドロゲンステロイド、うっ血除去薬、催眠薬、ステロイド性抗炎症薬、抗コリン薬、交感神経作用薬、鎮静剤、縮瞳薬、精神賦活剤、精神安定剤、ワクチン、エストロゲン、プロゲステロン作用薬、体液性薬、プロスタグランジン、鎮痛剤、鎮痙剤、抗マラリア剤、抗ヒスタミン剤、心臓作用薬、非ステロイド性抗炎症剤、抗パーキンソン病薬、抗アルツハイマー薬、抗高血圧薬、β−アドレナリン遮断薬、α−アドレナリン遮断薬、栄養剤、またはベンゾフェナントリジンアルカロイドをさらに含む請求項1に記載のプロセス。
請求項42
前記工程(a)の分散相が、興奮剤として作用することができる化合物、鎮静剤として作用することができる化合物、催眠薬として作用することができる化合物、鎮痛剤として作用することができる化合物、または抗痙攣薬として作用することができる化合物の少なくとも1つのメンバーをさらに含む請求項1に記載のプロセス。
請求項43
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、該薬剤が、食欲抑制薬、抗関節炎薬、抗喘息薬、抗生物質、抗真菌薬、抗ウイルス薬、抗がん薬、抗凝固薬、抗痙攣薬、抗うつ病薬、抗ヒスタミン剤、ホルモン、精神安定剤、鎮痙薬、ビタミンおよびミネラル、心血管治療薬、カルシウムチャネル遮断薬、ペプチドおよびタンパク質、プロスタグランジン、核酸、炭水化物、脂肪、麻薬、麻薬拮抗剤、麻薬性部分的作動薬、精神療法薬、抗マラリア薬、L−ドーパ、利尿剤、または抗潰瘍薬の少なくとも1つのメンバーを含む請求項1に記載のプロセス。
請求項44
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、該薬剤が、リドカイン、キシロカイン、デキサドリン、酒石酸フェンジメトラジン、メチルプレドニゾロン、イブプロフェン、硫酸テルブタリン、テオフィリン、エフェドリン、スルフィソキサゾール、ペニシリンG、アンピシリン、セファロスポリン、アミカシン、ゲンタマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン、クリンダマイシン、イソニアジド、リファンピン、アンホテリシンB、ナイスタチン、ケトコナゾール、アシクロビル、アマンタジン、シクロホスファミド、メトトレキサート、エトレチナート、ヘパリン、ワルファリン、フェニトインナトリウム、ジアゼパム、イソカルボキサジド、アモキサピン、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、インスリン、プロゲスチン、エストロゲン、コルチコイド、グルココルチコイド、アンドロゲン、ステロイド、コルチコステロイド、プロスタグランジン、ソラジン、ジアゼパム、塩酸クロルプロマジン、レセルピン、塩酸クロルジアゼポキシド、ベラドンナアルカロイド、塩酸ジシクロミン、必須アミノ酸、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛、ビタミンB12、塩酸プラゾシン、ニトログリセリン、塩酸プロプラノロール、塩酸ヒドララジン、パンクレリパーゼ、コハク酸デヒドロゲナーゼ、LHRH、ソマトスタチン、カルシトニン、成長ホルモン、グルカゴン様ペプチド(グルカゴン、GLP−1、GLP−2、IP−1、IP−2などを含む)、成長放出因子、アンジオテンシン、FSH、EGF、バソプレシン、ACTH、ヒト血清アルブミン、γグロブリン、ボツリヌス菌毒素などを含む毒素、モルヒネ、コデイン、フロセミド、スピロノラクトン、塩酸ランチジン、または塩酸シメチジンの少なくとも1つのメンバーを含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項45
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、該薬剤が、免疫薬剤、アレルゲン、またはカビ、原生動物、もしくは寄生虫の抗原の少なくとも1つのメンバーを含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項46
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、該薬剤が、サイトカイン、インターロイキン、インターフェロン、コロニー刺激因子、顆粒球コロニー刺激因子、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、腫瘍壊死因子、猫のふけ、シラカンバ花粉、室内塵ダニ、または芝花粉の少なくとも1つのメンバーを含む請求項1に記載のプロセス。
請求項47
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、該薬剤が、Streptococcuspneumoniae、Haemophilusinfluenzae、Staphylococcusaureus、Streptococcuspyrogenes、Corynebacteriumdiphteriae、Listeriamonocytogenes、Bacillusanthracis、Clostridiumtetani、Clostridiumbotulinum、Clostridiumperfringens、Neisseriameningitides、Neisseriagonorrhoeae、Streptococcusmutans、Pseudomonasaeruginosa、Salmonellatyphi、Haemophilusparainfluenzae、Bordetellapertussis、Francisellatularensis、Yersiniapestis、Vibriocholerae、Legionellapneumophila、Mycobacteriumtuberculosis、Mycobacteriumleprae、Treponemapallidum、Leptspirosisinterrogans、Borreliaburgddorferi、またはCampylobacterjejunから選択されるクシュ細菌に対する抗原の少なくとも1つのメンバーを含む請求項1に記載のプロセス。
請求項48
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、ここで、該薬剤が、天然痘、インフルエンザA、インフルエンザB、RS(respiratorysynctial)、パラインフルエンザ、麻疹、HIV、SARS、水痘帯状疱疹、単純疱疹1および単純疱疹2、サイトメガロウイルス、エプスタインバールウイルス、ロタウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス、パピローマウイルス、ポリオウイルス、流行性耳下腺炎、狂犬病、風疹、コクサッキーウイルス、ウマ脳炎、日本脳炎、黄熱病、リフトバレー熱、リンパ球性脈絡髄膜炎、またはB型肝炎の少なくとも1つのメンバーを含むウイルスの抗原である、請求項1に記載のプロセス。
請求項49
前記工程(a)の分散相が、薬剤をさらに含み、ここで、該薬剤が、Cryptococcucneoformans、Histoplasmacapsulatum、Candidaalbicans、Candidatropicalis、Nocardiaasteroids、Rickettsiaricketsii、Rickettsiatyphi、Mycoplasmapneumoniae、Chlamydapsittaci、Chlamydiatrachomatis、Plasmodiumfalciparum、Trypanasomabrucei、Entamoebahistolytica、Toxoplasmagondii、Trichomonasvaginalis、またはSchistosomamansonの少なくとも1つのメンバーを含むカビ、原虫、または寄生虫の抗原である、請求項1に記載のプロセス。
請求項50
前記微粒子が、接着剤、殺虫剤、芳香剤、防汚剤、染料、塩、油、インク、化粧品、触媒、洗剤、硬化剤、風味剤、燃料、除草剤、金属、ペイント、写真用薬品、殺生物剤、顔料、可塑剤、推進剤、安定剤、またはポリマー添加剤の少なくとも1つのメンバーを含む賦形剤をさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項51
前記微粒子が、防腐剤、脂質、脂肪酸、ワックス、界面活性剤、可塑剤、ポロシゲン、抗酸化剤、増量剤、緩衝剤、キレート化剤、共溶媒、水溶性薬剤、不溶性薬剤、金属陽イオン、陰イオン、塩、浸透圧剤、合成ポリマー、生体高分子、親水性ポリマー、ポリサッカライド、糖類、疎水性ポリマー、親水性ブロックコポリマー、疎水性ブロックコポリマー、親水性または疎水性のブロックを含むブロックコポリマーの少なくとも1つのメンバーを含む薬学的に許容される薬剤をさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項52
工程(a)の組成物が、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(ビニルピロリドン)の1つもしくはそれより多くのブロックまたは生体適合性ポリマーの1つもしくはそれより多くのブロックを含むコポリマーの少なくとも1つのメンバーをさらに含む、請求項1に記載のプロセス。
請求項53
低残留溶媒濃度の微粒子を調製するプロセスであって、(a)ポリマー賦形剤組成物を分散相溶媒の重量WDPsolventで含む分散相を提供すること;(b)分散相を連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、ここで、該分散相が該連続相中の不連続相であること;(c)(b)で形成したエマルジョンを重量WEPsolventの抽出相溶媒と混合し、それにより微粒子を形成すること;および(d)該微粒子を単離すること;を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留分散相溶媒の量が、3重量%以下であり;抽出相溶媒の総量が、式:(式中、WDP,solvent,totalは、溶媒抽出工程の過程で存在する特定の分散相溶媒の混合総量であり;Sは、抽出層溶媒中の分散相溶媒の溶解度(g/g)である)により定義されるWEPsolvent,totalであるプロセス。
請求項54
前記連続処理媒体が、1つまたはそれより多くの処理助剤を含む請求項53に記載のプロセス。
請求項55
前記工程(a)の分散相が、1つまたはそれより多くの薬剤をさらに含む請求項53に記載のプロセス。
請求項56
前記分散相溶媒が、塩化メチレンである請求項53に記載のプロセス。
請求項57
前記分散相溶媒が、酢酸エチルを含む請求項53に記載のプロセス。
請求項58
連続処理媒体が、ポリビニルアルコールを含む請求項53に記載のプロセス。
請求項59
連続処理媒体が、分散相溶媒を含む1つまたはそれより多くの溶媒とは異なる1つまたはそれより多くの溶媒を含む請求項53に記載のプロセス。
請求項60
低残留溶媒濃度の微粒子を調製するプロセスであって、(a)ポリマー賦形剤を分散相溶媒の重量WDPsolventで含む分散相を提供し、ここで、分散相、ポリマー賦形剤、またはその両方のいずれかが、ポリエチレングリコールを含むこと;(b)該分散相を連続相処理媒体と混合してエマルジョンを形成し、ここで、該分散相が該連続相中の不連続相であること;(c)(b)で形成したエマルジョンを重量WEPsolventの抽出相溶媒と混合し、それにより微粒子を形成すること;および(d)該微粒子を単離すること;を含み、ここで、単離された微粒子中に存在する残留分散相溶媒の量が、約3重量%以下であり;抽出相溶媒の総量が、式:(式中、WDPsolvent,totalは、プロセスにおいて使用される特定の分散相溶媒の混合総量であり;Sは、水中における分散相溶媒の溶解度であり;ERは、抽出率であり、ここで、ERは約10以下である)により定義されるWEPsolvent,totalであるプロセス。
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